岐阜県ではまだ停電が続いている。


私の住んでいる市では停電は解消したようだ。一昨日までは、「まだ停電している地域があります」との市役所からの広報車の通知が時々あったが、昨日からはもうない。

しかし、北の飛騨地域ではまだ停電が続いている。飛騨地域は山の多い地域である。そして、非常に広範囲ににわたっている。細い道が土砂崩れや倒木で道が塞がれて、復旧作業を行おうとしても、作業班が入れない。まず、道路を直してからだ。それから、電柱や電線の修理だ。あまりに広いので、復旧作業が非常に時間がかかる地域である。

ネットで調べると以下のように多くの地域でまだ停電である。台風が去ってから、もう一週間ほど経とうというのにまだ完全回復ができない。

http://teiden.chuden.jp/p/gifu.html

高山市や郡上市は自然豊かな観光地として最適な場所である。また木材の山地として長い伝統を誇っていた。ただ、近年の高齢化の影響を受けて若い人が去って、高齢者だけが残った地域が多い。へんぴな地域も多く、中部電力も大変だろうと思う。昼夜をおかずに復旧作業に当たっている方に感謝の念だけである。

今は、研究室にいるのだが、外は雨である。それもかなり強い。心配するのは実家のことだ。実家の横は小川が流れている。その小川だが、大雨が続くと容易に氾濫してしまう。

実家の周りは昔は大きな木が何本か立っていた。その巨木のおかげで家は風格があるようにみえた。しかし、あるときに台風でその巨木が実家の屋根の上に倒れて破損させてしまった。父はその経験から、家の近くにある木はすべて切り倒してしまった。すっきりしたのだが、何かが飛んでくると直に実家の戸や窓ガラスに当たることが増えた。

最近のガラスは強化ガラスで滅多なことでは割れない。しかし、実家のガラスは古いガラスで、さらに戸が甘いので、そこから風が吹き込み、戸がはずれるのではないか、などと心配をする。

冬は冬で、実家は大雪に耐えられるか心配である。誰も住んでいない家は家が暖まることもなくて、雪が溶けなくて屋根に積もってしまう。そして家の崩壊が起こることもある。そんなことを考えたりで、実家はけっこう、自分にとって心配の種である。

研究室の窓の外を見ながらそんなことを考えてしまう。自然災害が続く日本、台風と雪害は時期は予想できる。でも、地震はまったく場所や時期は予想できない。実家のあたりで地震が起こったらなどと考えたりもする。

何だか、今日は気持が落ち込んでしまう。

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