岐阜の災害、真横に向いた信号機


昨日は土曜日だった。午前中は研究室に行く。よかった。すでに電気は回復していた。それでパソコンで書類を作成してネット経由で提出した。

午後は家内と木曽川のイオンに行くことにした。車で出発だ。さて、曇り空、温度は28度ぐらいだ。交差点に差し掛かる。信号機が横を向いている。赤なのか青なのか分からない。右側の信号が赤なので、進行側の信号は青だろうと見当をつけて進む。

さらに、二箇所ほど信号機がかなり傾いている。台風で信号機の向きが ずれてしまったのだ。十字路の信号機など大切な箇所だから真っ先に復旧すべきだと思うのだが、現時点では、電気工事の関係者にとって、それ以上に緊急の仕事があるということだろう。

岐阜県だが、今日現在でもまだ停電の地域がある。大阪と北海道の災害がテレビで話題になっているが、岐阜県でもまだ復旧は完璧ではない。

車は木曽川を超える。木曽川は大きな川だ。京都にいたときは桂川の近くに住んでいたが、その桂川よりも、ひとまわりもふたまわりも大きな川だ。川辺を見ると、水位がかなり上がっている。こんな川が氾濫したら大変なことだと思う。

昭和の伊勢湾台風の経験で、治水の本格的な工事が始まった。いまでは木曽川は十分に管理できるようになったと信じたいが、自然は時々人間の力を超えた災いを引き起こす。この辺り、二度と氾濫しないようにと願う。

さて、木曽川イオンだが、たくさんの人がいる。しばらく雨や台風で自宅に閉じ込められた人が多かったので、初めての土曜日、外出先としてイオンが選ばれたのだろう。

トイレにゆく。一人の高校生らしい男の子がトイレのドアの前に立っている。どうやらトイレが空くのを待っているようだ。しかし端のトイレは空いている。ドアが開いている。どうして、この男の子はそのトイレを使わないのか不思議に思った。

ちょっとのぞいてみる。するとそのトイレは和式であった。その男の子は和式のトイレは使えないのだ。

自分の年代は若い頃は全て和式トイレであった。学校のトイレも床に穴が空いていて、その下は肥溜めだ。貴重品を間違って落とすと悲劇となる。

それから和式でもボットンスタイルから水洗式になり、次に、洋式トイレが普及した。

我が家の息子たちも和式トイレは使えない。そもそも小学校の時は、学校ではトイレが使えないで、ずっと我慢していたようだ。下痢になると仕方なしに学校のトイレを使ったようだが。

さて、イオンのトイレで見かけた、その男の子は洋式しか使えないようだ。でも、和式にも慣れておく必要があるのではと思ったが、それは私の個人的な感想なので。

昔、中国を旅したことがあった。3回ほど訪問したことがある。心配したのは、やはりトイレだ。お腹を壊したりしたら、悲劇である。あまり食べないようにして、お腹の調子を心配しながら旅をした。幸いにして、無事だったが、とにかく日本のように清潔なトイレが身近なところにある国はありがたい。

今度の災害で水道が止まり、トイレが使えない家庭が多いと聞く。トイレの始末ができないのが、最大の悩みの一つだと思う。とにかく、岐阜でも、大阪でも、北海道でも、早急な復旧を望むのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください