自転車は追い風にのって


自転車に乗って職場に行った。このところ、自転車の漕ぎかたが分かって来た。今までは、ゆっくりとペダルを踏んでいたが、とにかくペダルは踏み続けているべきだ。とにかく、連続してペダルを踏んでいると失速もしないし、慣れると筋肉も耐えられる。

朝は追い風でよかった。職場までは大体が平らな道路で自転車に好都合だ。それなりにひんやりとした風で、気持ちが良かった。

ところが、帰りは向かい風になってしまった。ふうふう言いながら自転車を漕いでいた。高校生などは平気で向かい風に対して進んでゆくが、私の年齢だと辛い。しかし、休むことなく、なんとかアパートにたどり着けた。

この自転車は中国製の安いママチャリだ。高価な自転車にしたら、もっと楽に動けるのか。高級自転車は購入するだけの価値はあるのか。


自分の人生も追い風を受けて進みたい。逆風の中を進むことは避けたい。自分の人生は、要領よく逆風を避けて来たと言えるだろう。

人によっては、逆風に向かってこそ鍛えられる、と考えてチャレンジする人がいるが、私はそうじゃない。戦場などに兵士として生かされたら、真っ先に逃げ出す方だと思う。自分が30年ぐらい早く生まれていれば、太平洋戦争で徴兵されて、でも最後は脱走兵として罰を受けたであろう。

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