健康であることは一億円以上の価値がある。

○
自分はできるだけ歩くようにしている。と言っても、アパートから職場までの片道１時間の距離を歩くだけである。往復で２時間、毎日歩いている。これだけ歩くと、行きはいいのだが、帰りは流石に疲れて足が浮腫んだような感じがする。しかし、でも何とか、できるだけ歩いている。

雨の降った日や、どうしても疲れて歩けない日は車を使うが、普通の日は、できるだけ徒歩で職場に行くようにしている。

しかし、２年前と比べると少々筋力が衰えたという気もする。特に、帰りの道が苦しくなってきた。帰る途中で、小さな公園がある。そこのベンチに時々腰掛けては、20分ほど休憩してから、また歩く。力が回復したような気がする。私にとっては、貴重な休憩場所だ。

しかし、時々はそのベンチは先客がいる。ベンチが一つしかないので、先客がいるともう使えない。ある時は、高校生のカップルがベンチで何やら話している。自分もベンチに腰掛けて休みたいと思うが、スペースがない。無理だ。帰りの道は全て田んぼ道で、その公園しか休むところはないのだ。

一週間ほど前だが、ベンチに60歳ぐらいの年配の女性が腰掛けていた。一人で隅っこに座っていたので、もう一人ぐらい座る余裕はあった。この日はかなり疲れていたので、私は本当はベンチに座りたかった。しかし、60代の男女が一緒にベンチに座っていたら、道ゆく人は、我々のことをカップル、あるいは愛人関係と疑うかもしれない。無関係の二人とは思わないだろうな。

biancamentil / Pixabay

そんな余計なことを考えて、その公園には入らず、トボトボと歩いていった。

時々は腹がひどくすくので、途上のスーパーに行って、パンを一個買うこともある。大抵はアンパンを買う。すると、結構、体が回復する。足の痛いのも忘れるほどだ。

とにかく、無理をしてでも歩くこと。これが自分が今でも健康の源だと思っている。病気をすると大金を積んでも治らないことがある。自分は今は幸いにして健康であるが、これは一億円以上の価値がある。自分の金庫には、一億円以上の金があるのだ信じていいだろう。

願わくは、まだまだ健康でありますように。