人生を振り返り、2つの危なかったこと。


自分は人生を振り返ってみて、二つほど危ない思いをしたことがある。火事と事故である。

昔、埼玉県の浦和市に住んだことがあった。そこでアパートを借りていたが、そこから引っ越しをすることになった。引っ越しの準備のために荷物の整理整頓をしていた。そして、ちょっと用事があり、外に出てから、アパートに戻った。すると、なにやら焦げ臭い匂いがする。電気ストーブが倒れていて、絨毯が燃え始めているのだ。慌てて座布団をかぶせて消すことができた。

まだ早春で寒い日であった。それで電気ストーブのスウィッチを入れたままだったのだ。引っ越しの準備で家具を移動したりした時に、電気ストーブは倒れたのだ。自分は簡単な用事で外に出たのだが、もしもあと5分ほど遅れて戻っていたら、火事になっていたと思う。

火事になったらどうなったか。木造のアパートなので全焼となったのか。アパートは火災保険に入っているだろうから、私は何も支払う必要は何のか。あるいは、過失での失火は保険が効かないのか。とにかく、大事に至る前にことなきを得たのだ。

最近の電気ストーブは倒れたら自動的にスウィッチが切れる様になっている。安全装置がついている。でも、昔の電気ストーブは危なかった。とにかく、それ以来、自分は電気ストーブ、石油ストーブも含めてだが、ちょっとした外出でも、必ず消す様にしている。

もう一つの危ない経験は、人の車を借りて運転した時のことであった。パジエロだと思う。人の車だが、移動させることになった。持ち主から鍵を借りて、50メートルほど先の駐車場に移そうとした。エンジンを入れたら、急発進して何をしても止まらない。慌ててサイドブレーキを引いて止めたのだが、どうしたのか。瞬間パニックになってしまい、何をどうしたのかはっきりとは覚えていない。

実は、車の先には普段は近所の幼児たちが遊んでいるのだ。この日はたまたま誰も遊んでいなかった。

もしも、その時に、子供たちが遊んでいたら、死亡まで至らないとしても大けがをさせてしまったら、などと考えると恐ろしい。人の車なので、保険は利かなかったろうと思う。一生の償いをすることになったろうと思う。

この二つの出来事が自分にはトラウマになっている。電気ストーブを見ると必ずそのことを思い出す。また、車の運転をするときは、前方に幼児のいないことを確かめている。また、他人の車は運転したくはない。

人生、至る所に落とし穴がある。落とし穴に落ちたら、一生抜け出すことはできない。ちょっとした失敗ならば、人間を賢くしてくれるのだが、それで一巻終了という失敗もあるのだ。注意すべきだ。

Pexels / Pixabay

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