京都のお好み焼きの店


それぞれの都市によって飲食店は特徴がある。金沢は蕎麦屋が美味しい。「お多福」、「つるつる」とか蕎麦がおいしい店が多い。金沢から京都に引っ越しをして物足りなく思ったのは、美味しい蕎麦屋がないことだ。しばらくは、近所の蕎麦屋に通っていたが、自分の感想は、「京都の蕎麦はあまり美味しくないな、そして値段も高いな」であった。いつの間にやら、その店はつぶれてしまった。

蕎麦屋はないが、京都はお好み焼き屋がたくさんある。そして、美味しい。私の住んでいたアパートのつい数分のところに、美味しいお好み焼きの店が2つあった。1つをJと名付けて、もう1つをRと名付けよう。

Jは焼酎の神の河(かんのこ)が絶品であった。冬はそれに牡蠣などを注文すると美味しい。RはJほど料理の種類は多くはなかったが、黒霧島のお湯わりが最高であった。店のおかみさんは腕が良い。程よい温度にお湯を沸かす。それに黒霧島を注ぐのだ。すると絶品の味がする。自分で黒霧島をお湯割をしてもあれだけの味がしない。それが不思議だ。お湯の温度か、黒霧島の種類か、雰囲気か、自宅では再生できない味であった。それに、トマトをスライスして、おでんを選び、もやし炒めなどが入ると最高であった。

そのころは、子供達も学生であり、週末に家族そろってお好み焼き屋に行って、ワイワイしながら食べるのが最高であった。

岐阜に来てからは、お好み屋を見かけない。少なくとも近所にはない。飲酒運転をするわけにはいかない。本当は歩いて行ける距離に、どこか酒を飲めるところがあるといいのだが、どうも見つからない。どうにか適当な居酒屋を見つけたい。30分に一本のパスに乗って、そこで帰りもバスに乗って帰るのがいいのだろう。もう少し、暖かくなったら、そんな風にして居酒屋を探したい。

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