将来を考えて、物思いにふける。


今朝は曇り空だ。これから雨が降ってくるという予報だ。今は、研究室にいる。研究室の窓から外を見ている。雨が降ってきそうだな。

少し暖かくなってきた。これから3月に向かって、ますますと暖かくなってくるだろう。

今日の予定はメールで問い合わせがあった件を一つ処理して、それから来年度に使用の教科書をどれにするか決めるために、教科書の候補をチェックしてみたいと思っている。

ふと、将来を考える。あと何年働けるかだ。常識的に考えて70歳までだろうが、あと2年か。経営者にお願いをすれば、さらに1,2年は雇用の延長をしてもらえるような気がする。

完全リタイアしたら、故郷の石川県に戻ることになる。しかし、何をすればいいのだろうか?それから新しいことをするわけにはいかない。実家と自宅がボロボロになってきているので補修したいが、その金もない。廃屋になっていく実家か自宅のどちらかに住んで、自分はそのまま家とともに朽ち果ててゆくと思う。

何を生きがいにして生きていこうか。家庭菜園か?キュウリやトマトの栽培は楽しそうだが、それもすぐに飽きそうだ。本を読む。沢山の本を持っているが、老眼が進んでので、本を読むのがきつい。それに世の中で知りたいこともなくなった。哲学書などは読んだことがあるが、人生の意義なんて考えて何の意味があるだろうか。死ねばお仕舞い。永遠の虚無だ。。。。。。それはそれでいいかもしれないが。

特に何か美味しいものを食べたいという気はない。小学生の頃、チョコレートを思いきり食べてみたいという欲望があったが、今はチョコレートを見ても食指は動かない。たしかに安くなって買いやすくなったが、この歳では、甘いものは身体が受け付けない。軽く盛った白いご飯と漬け物だけでいいような気がする。なすの漬け物を昨晩食べたがよかった。そんな質素な食事でいいのだ。

旅もしたくない。老人どもが夢見る世界一周なんて面倒くさい。重い荷物を抱えて動き回り、珍しい景色を見て写真を撮って何が楽しいのか?インスタグラムに投稿して喜んでいる人もいる。まあ、近場のドライブならば運転は楽でいいが、見慣れた風景だと飽きる。日本は幸いにして四季があるので、風景の変化はけっこう楽しめるが、それでもすぐに飽きてしまう。

健康でいられるのは、あと8年ほどだろう。そしたら、腰が曲がり杖をついてやっと歩けるというような状態になるのではと思う。話すことも昔のことで愚痴の繰り返しになるだろう。オムツの着用が必要となるのか、そんなことを考えると、絶望的な気がする。

若者は恋の夢を見る。

中年は大金を手にした夢を見る。

老人は昔の夢を見る。

さて、物思いにふける時間はこれでお仕舞いだ。これから仕事に取りかかるのだ。いくつか仕事が残っている。早くケリを付けるのだ。

kellepics / Pixabay

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