石川県七尾市の地震状況

私の実家は石川県の七尾市にある。地震の影響を強く受けた地域の1つである。実家の状態が心配で心配でたまらない。

いつも実家の庭の草刈りをお願いしている人、遠縁の人だが、何とか電話が繋がったので状況を聞いてみた。激しい揺れで七尾市でも半壊、倒壊の家がかなりあるそうだ。私の実家もかなり損害を受けたが、でも何とか立っているとのこと。親戚の人は今小学校の体育館に避難しているそうだ。数日後には、避難所から戻って、私の家の被害状況を報告してくれるそうだ。それまでは、実家に関する情報は入らない。とにかく、七尾市は電気、水道が止まっているそうだ。なお、このあたりはガスはプロパンなので、ガスは活用できるのだ。災害には強いようだ。

まだ詳しいことは分からないが、親戚の人の話を聞いているうちに気持ちが沈んでゆく。死者の数は現状では70名ぐらいだ。でもこれから各地の被害状況が報告されてくると死者の数は増えてくるだろう。過疎地で若者が少ない。これから復興する、と言っても、その財源はあるのか、人手はあるのか。これを機会に過疎地の過疎化がますます進むような気がする。細々として続けてきた料理屋や雑貨屋などは、これで撤退するのはないか。

私自身も家が半壊ぐらいでも、立て直す力はない。今後、実家を維持してゆくのはもう無理かなという気になってきている。更地ににすると言っても、トータルの片付けに数百万円ほどかかるだろう。崩れたらもうそのままにしておくしかないのかなという気になっている。家は通りの真ん中にあって崩れたら人々の通行の邪魔になることはない。奥まった所にある袋小路なのだ。それで、もうそのままでいいかなとも思うのだ。

土木作業や大工などは半年ほどは忙しいのではないか。実家を立て直すとしても、しばらくは人手が見つからないだろう。先祖代々続いてきた実家もこれで終止符を打つのも仕方ないかもしれない。限界集落がますます限界集落化してゆく。

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