石川県の地震についての追加

石川県の地震の話しだが、追加でいくつかお話をしたい。

実家の家の周りだが、かなり古い家はやはり大きなダメージを受けている。下の写真だが、これは近所の家だ。かなり打撃がひどい。家の後ろの崖が崩れている。ここは、以前は大きな木がたくさん生えていた。でも、台風が来たら、危険だからと木を切ってしまったのだ。今となって考えると、木が生えていた方が根がしっかりしていて崖は崩れなかったのか、それとも大きな木が倒れて被害はより甚大になったのか、よく分からない。親戚の人もこのままここに戻るのか、娘のところに厄介になるのか分からないと言っていた。娘のところに仮住まいはできたとしても、いつまでもいたら邪魔だろうし、ここに戻ると言っても、家は半壊状態で、また崩れるかもしれないと言っていた。親戚の人はもう曾孫がいるくらいの高齢で、これから家を修理する原資はないだろうと思う。金さえあれば、家を建て直したり、地震のない土地で家を買って、また再出発のするのだろうが、むずかしいかな。高齢者ばかりのこの地区、みんな途方にくれている。

近所である。

土台がやられている。

後ろの崖も崩れそう。

さて、私の自宅のある金沢近郊だが、用事があって内灘町へ行ってきた。そこの西荒屋地区が被害が大きいそうだ。このあたりは、もともとは河北潟と言って大きな潟であったが、そこを埋め立てたのだ。そして、内灘町は町全体が砂丘の上に立っている町だ。西荒屋地区では、液状化現象が強くて、大きく傾いた家が多い。隆起した道を運転してみた。途中の多くの家には札が貼ってあった。赤い札では「危険」とあった、近づいてもいけないようだ。あとは、「要注意」とか「調査済」などの札だ。しかし、これだけ傾きが強いと、全面的に立て直ししか方法はないように思える。でも、潟を埋めたてた液状化現象の見られる地区に住むのはやはりためらうだろう。なお、このあたりは写真は撮らなかった。車でとおっていたこともあり、車を止める場所もなくて、写真を撮るのは難しかったのだ。

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