2016-03-22
妹からラインのメッセージがあり、妹の娘(つまり、私の姪)が映画『ちはやふる』にエキストラとして出演している、との内容であった。
今日の朝早くに9時からイオン桂川で上演していることを知って早速見にゆく。始まって30分ぐらいしたところ、姪は確かに観客の一人として、エキストラとして出演していた。だいたい、1秒ぐらいスクリーンに登場であった。
高校生5名がカルタクラブを作り、その中で友情、恋愛、挫折などさまざまな経験をしながら、カルタ大会で優勝するという物語である。なお、これは前半の物語であり、後半は4月19日になってから上演されるようだ。
以下、面白いと感じた点である。
(1)「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」という歌は純粋な風景描写の歌だと思っていたら、これは愛の歌だそうだ。在原業平を思う皇后が、自分の気持ちは竜田川に舞い落ちて赤く染める紅葉のように燃え上がっていると例えたものだ。
(2)カルタの全国大会があるとのこと、百人一首の上の句を読み始めたら、すぐに下の句の書いてある札を取る。早い者勝ちである。勝負はふたり向き合って行う。
(3)百人一首を読み上がるときは、読み手の唇の動きで待ち受ける。すぐに何を読み上げるかを感じ取って、下の句の書かれたカルタを取るのだ。そのスピードを競い合うのである。
(4)映画での女子高校生たちの口のきき方はけっこう乱暴である。近年は男女の口のきき方の性差はなくなってきたようだ。
(5)「瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」のように、主人公と新という少年は小学校のときに転校で別れたのだが、またどこかで会うことになる。ちょうど、この歌のように。
以上のような点が面白かった。なお、主人公の女の子は広瀬すずという17歳の高校生が演じている。これは驚きである。てっきり、20歳代の中頃の女性が演じているものと思った。
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