立山の先生のお宅を訪問した。


先般、自分がお世話になった先生から本を御恵贈いただいた話をした。それは「石川県に戻る」という記事だ。大手の出版社から出された本であり、いくつもの本屋さんの入り口の目立つコーナーに何冊も積んである。本屋さんも力を入れて宣伝してあることがわかる。

実はその先生から数日前に連絡があり、先生のご自宅に招待してもらった。昨日、訪問をした。先生のご自宅は立山市にあり、そこから見える立山連峰は雄大である。先生の書斎の窓からは、この立山連峰が見えるのでないか。立山連峰を見ながら、執筆の構想を練っていらっしゃたのではと推察する。

立山連峰、中央よりやや左側の高い山は剱岳だ。

先生は自宅の門の前に立っていらっしゃって、私を迎えてくれた。先生のご自宅は広くて、作りもがっちりとして、地方の名望家のお住まいという雰囲気だ。

先生の家の広いリビングにて、先生と奥様に挨拶をする。先生はあいかわずお元気でバイタリティにあふれている姿であった。

今回の執筆の苦労話をお聞きした。この6年ほど構想を練っていたそうである(なお、この本のタイトルや内容は、自分の別のブログで実名で紹介してある。今、皆さんが見ているブログは、個人情報は伏せるという方針のために、個人名が特定できないようになっている。その点、皆様の御了承をお願いしたい)。

年金生活や自炊生活のことなども話題になった。私が最近はリンゴの値段が198円と高いと言うと、奥様はもうじき秋になればリンゴの収穫の季節でたくさんリンゴが出回るので、それまでの辛抱とおっしゃった。なお、私は毎朝、リンゴを一個食べるというと、ちょっと量が多すぎるのではとおっしゃった。たしかに、私自身も多いなと思っているが、リンゴは皮を剥くと変色するので、無理をして一個丸ごとを食べているのだ。奥様は、リンゴを半分に切って、残りはラップで包んでおいて、変色した部分を取り除いて食べたらと提案してくれた。なるほど、無理に全部食べるのではなくて、あくまでも自分の適量を食べることが肝要のようだ。

先生は東京に週の半分、半分は立山の自宅に過ごされるようだ。執筆はもっぱら自宅で行われるようだ。必然的にすべての本を自宅に集中している。かなりの量の蔵書と推察する。

私の本は岐阜のアパート、研究室、能登の実家、金沢郊外の自宅と4カ所に分散している。いつかは、本を1カ所に集中したい。究極的には能登の実家に本をすべて集めたいと考えている。

いろいろと話題は尽きなかったが、夕方近くになって帰ることにした。先生からはお土産にお菓子やお酒をいただき、恐縮の次第である。

先生とは、時々は、こんな風にして、積もる話をして、研究の成果をお聞きして、学的な刺激を受けたいものだと考えた。帰りは、先生と奥様から門まで見送っていただき大変に恐縮した次第である。

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