再度、能登半島に向かう。タヌキを始末する。

2016-09-01

昨日は能登半島の実家を訪問しようとしたが、途中で鍵を忘れてことに気づいて今庄からユーターンした。それで、今日の朝、京都から、再び能登半島に向かう。とにかく、実家の二階にあるタヌキの死骸を片付けることが必要だ。

能登半島を北上する。金沢から高速を外れて、自動車専用道路を走る。名前は「のと里山海道」だ。平日なので車の数は少ない。能登半島はもう休暇以外は人は来ない。仕事で能登半島を訪れる人などはいるのか。

高松のパーキングで食事をする。外は穏やかだ。写真を一枚撮る。

高松のパーキング

高松のパーキング

そして、実家に到着する。草がやや生えている。そして、二階に上る。二階の和室の押し入れの中にタヌキが息絶えていたのだ。畳の上にたくさんの糞が散らかっている。私は大きな炭ばさみ(トング)と黒いビニール袋を用意していった。

まず畳の上の糞を挟んで黒いビニール袋に入れる。かなり固い。畳にこびりついている。だいたい、片付ける。次は押し入れの中のタヌキだ。5月頃見たときよりも、形が縮んで形態がよく分からなくなっている。歯の残っているあたりが、顔だったのだろうと見当をつける。5つの指があるので、これは前足だと分かる。

タヌキの身体を持ち上げようとするが、布団にくつついていてはがれない。仕方がないので、トングで強く叩いて、いくつかの破片に分解してから、挟んで黒いビニール袋に入れる。甘酸っぱい臭いが部屋中にする。これは死臭と言うのだろう。

タヌキの死骸はかなり乾燥していて固くなっていたので、分解にも時間がかかった。しかし、何とか大半を黒いビニール袋に入れた。箒とちり取りを持ってきて、畳の上を掃いて、残っている糞などを集める。糞をよく見ると、鳥の羽らしき物が混じっている。たぶん、このタヌキは小鳥などを食べたのだろうと想像する。それらも黒いビニール袋に入れる。

さて、この黒い袋をどうしよう。ゴミ集めは月曜と木曜日なので、今日は遅い。今から外に出しておいて、親戚の人に火曜日の朝、ゴミ収集場まで運んでもらおうかと思ったが、まだ甘酸っぱい臭いがするので、外に出しておくと、外の動物が夜中に来て、袋を破って食べるかもしれないと思った。それで、納屋のところに置いておく。もう少し乾燥させて、臭いが消えてからゴミ収集に出そうと考えたのである。

ということで、その後、国民宿舎に行って、大浴場に入り、身体を洗ってタヌキの臭いを消した。大浴場だが、平日で人が少なくて気持ちがいい。

石川県のこのあたり、自然が戻ってきている。動物たちが増えている。耕作地が放棄されることが増えている。空き家が増えている。あと10年したらどうなるのか。このあたりは野生動物の楽園になるのか。

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