歩くのが辛い。もう歩けない。


昨日は久しぶりに徒歩で通勤した。とにかく歩くのが辛くなってきている。以前は、朝、職場まで行くのはさほど疲れを感じずに歩けた。1時間ほどだが、景色を味わって楽しんで歩いた。でも、昨日は半分ほどのところでへばってきた。でも、何とか職場までたどり着けた。しばらく研究室でじっとして疲れをとっていた。

帰りは問題だ。歩くのは自信がなかった。バスで途中までゆき、乗り換えで帰ろうとも思ったが、アパートに戻るバスは本数が少ない。歩いてゆけば、少なくとも1時間ぐらいで戻れる。バスだと乗り換えの接続が悪いと40分ぐらいは待つことになる。時間がかなりかかる。

とにかく、歩いて帰ることにした。BBC放送を聴きながら歩く。天安門事件が30年前に起こったそうで、その特集をしていた。中国が民主化する1つのチャンスだったのだ。あれをきっかけに中国の民主化の芽が摘まれてしまった。長い歴史の目で見れば、中国にとっては大きな損失だったろう。そんな内容の放送を聞きながら歩く。

30分ぐらい歩いたところで、非常に辛くなってきた。途中のスーパーの近くに小さな公園がある。そこに木製のベンチがある。そこで、休むことがある。時々先客がいる、中学生のグループが座っている。あるいは、老女が1人座っていることがある。すると、自分には座るチャンスはない。

老女が1人座っているならば、スペースがあるから自分が横に座ってもいいかな、とも思う。でも、周りの人から見ると、老人カップルが仲良く休んでいると思われるかもしれない。あるいは、その老女は私が彼女にアプローチをかけていると誤解するかもしれない。

とにかく、昨日は、誰もベンチに座っていなかった。ラッキーと思いながら、座る。足を揉むほぐすのだ。自分が無理してでも通勤に歩いているのは、健康保持のためだ。この歳になっても、なんとか健康でいられるのは、徒歩での通勤を習慣にしているからだと思う。15分ほどしたら少し元気になったので歩き始める。

歩いていたら、アルコールが欲しくなった。アパート近くの小さなスーパーに寄って、月桂冠ワンカップ(214円)を購入した。それをカバンに入れて、アパートに戻る。汗だくで、完全に疲れ切ってアパートに入る。アパートはエアコンが効いて気持ちがよい。家内はすでに夕食を準備していて、早速、月桂冠を飲みながら、夕食を食べる。ナスが入ったオムレツと焼き魚、サラダがおかずだ。月桂冠を飲みながら、あと何年働けるかなと考える。

昨日の5限の授業のことだが、1人の学生が先週は祖父の葬式で休んだので公欠(忌引き)にしてくれという。ちなみに彼女の祖父の年齢を聞いたら、67歳だという。すると、私よりも1歳若いのだ。祖父は、数年前から糖尿病と肺がんで入退院を繰り返していて、先週、物故したという。私よりも若い人でも、亡くなるのだな、と恐ろしくなる。

自分は70歳を目安に働くつもりだ。徐々に体力は弱まっているが、70歳ならば、身体を大切にすれば、まだ働けるだろう。色々なことを考える。ところで、今日は自転車で通勤する予定だ。

 

2 Comments

神戸のT.I

私はぎっくり腰になったので、動くのがつらい・・・。でも、動かないと、動き出す時にもっとつらくなる・・・

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nomad

T.I君へ  ぎっくり腰は慢性化すると怖いですね。私は2回ほど経験しました。2回とも教室内の重い机を運ぶときでした。その後の一週間は重たいものを運ばないようにしていたら、直りました。くれぐれもご用心を。

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