将来の有望な仕事について考える


正月は息子たちが帰省してきた。2人とも転職したり、その最中なので、話題は自然と職業について語ることが多くなった。将来も続けられる仕事は何か。大手の企業と言えども、安定ではない。リストラが進行中である。年功序列制や生涯同一企業で働くことが、廃れてきたこの時代においては、職業の選択を慎重に行わなければならない。

コンピュータ・プログラマーは将来も有望な仕事だろうという結論だ。長男はその分野に進んで成功している。少なくとも現段階はそうである。給料も私より既にかなり多い。長男は、大手の会社に勤めていたが、将来も生きていける技能を身につけるのだと言って、プログラミングを教えてくれる会社に転職した。そこは給料は安いのだが、プログラミングの基本が学べる。そして、ある程度基本が学びたところで、現在の会社に転職した。面接の時には、自分の能力の証明として、自分の作成したプログラムをまとめて、ポートフォリオとして示して、転職したようだ。

多くの仕事がAIで置き換えられつつある。しかし、AIをプログラミングする仕事はいつの世でも必要である。例えば、最近はスーパーなどで、レジでの支払いは客が自分で行うようになってきている。その場合、バーコードを読み取り、現金、クレジットカード、ポイントカードなどへと金額を付け替える。これは複雑なプログラミングが必要だ。スマホのアプリも次から次と新しいソフトウエアが開発されている。

以前、知人と英語の学習書を執筆した時があった。あるソフトウエア開発会社から、学習書の内容を基にして英語学習のアプリを作らないかと提案があった。知人はソフトウエアにも詳しくて、開発会社の担当者と検討をしたりした。最終的には、色々と難しいことがあり、英語学習のアプリ開発の企画は断念したのだが、そんなことを思い出した。

長男は、正月にこのアパートに来た時も、常にパソコンを持ってきて、自分の開発したコードの点検をしていた。会社に行かなくても、自宅や旅行先でも、仕事が続けられるのが、この仕事の利点であろうか。

次男はそんな話を聞いてかなり影響されたようだ。次男は金融業に勤めていたが、次男は金融業は将来はAIに置き換えられるだろうと予想していた。銀行はゆくゆくは支店などは不要になり、すべてオンラインですむと言っている。次男は、実際にある銀行から他の銀行へ貯金を移したが、すべて自宅にいてスマホの操作で済ませていた。これは便利だ。もう、支店やATMはいらない。でも、そうできるようにするソフトウエアの開発者はいつまでも必要だ。

人生をやり直せるならば、私もプログラミングの仕事をしていたかな。でも、細かい仕事は向かないから、無理だったかな。

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