2月14日はバレンタインデーであった。例年のごとく、誰からもチョコレートをもらうこともなくて(家内からもなかった)、静かに過ごした。夕方になり、たまには家内と外食をするかということになり、2つほど予約をいれてみた。でも、一つめは月曜日はお休みとのこと、もう一つの焼き肉屋は3月の半ばまでコロナで休業とのことだ。コロナは飲食店に大打撃を与えていることが分かった。そこで、やや遠いのだが、営業している店を見つけて予約を入れた。イタリアンの店である。6時に入ったが、店内は我々だけであった。しばらくすると老夫婦が一組入ってきて、食事を始めた。どうもこの日の営業は2組だけであった。月曜日だからこれだけの客の入りなのか、それとも、8時ぐらいから客は増えてくるのか。
ところで、ワインを注文したら、コロナ関連で酒類の提供は禁止されているとのことで断られた。なるほど、大変な時代だな、と飲食店に同情する。酒類は利益率が高い。食事ではやや値引きしても、酒類で稼ぐと聞いたことがある。このところ、飲食店の休業、廃業が目立っている。時代が変わりつつあるようだ。イオンでもテナントの入れ替えが激しい。コロナで外出やパーティが自粛の時代は、おしゃれな衣服も売れないだろう。映画館も不振だ。IT化の進展で、本屋や貸しビデオの店が青息吐息だ。
次男は銀行員からIT企業に転職したが、やはり銀行にいたとしても、苦労しただろう。銀行業自体には将来性はない?どうしてか。預金に利息がつく時代、つまり賃金があがり、物価も上がり、企業の投資意欲が高い時代ならば、銀行は稼げたであろう。そんなことを考えて次男はプログラマーに転職したが、まあ、賢い選択だったろう。でも、神経の使う仕事で若いときしか働けないようにも思える。50歳ぐらいになったら息子はどうするのか?などと考えたりする。
時代の先を読むなんて誰にもできないことだ。私は、幸いにも時代の先を読む必要のない年齢に達してしまった。楽と言えば楽だが、寂しくもある。
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