もう梅雨入りして一週間以上経過している。梅雨入りは、雨が続いて嫌がる人もいるが、私は情緒があっていいなと思う。雨の風情を歌い上げた和歌とか詩がたくさんあるので、いいかなと思う。最近流行のChatGPTを用いて、雨を讃える詩を書きなさい、と要求したら以下のような詩が作成された。結構いいようにも感じるが何か論理的におかしい部分もあるようだ。第1連の「雲の隠れたる空に」というのはおかしいので、「雲の覆い尽くした空から」のように修正した方がいいと思う。これからの時代はまず、ChatGPTに下書きを書かせてそれを添削した方がいい詩が書けそうな気がする。下に原文と、それを添削した私の詩を載せてみる。
原文
雨の詩
雲の隠れたる空に
静かな滴が舞い降りて
大地にやさしいキスを落とす雨よ、おお雨よ
私たちは君を讃える
君の音色は生命の調べ
君の匂いは希望の香り窓辺に立ち
雨音を聴きながら
心は穏やかになり
思いは遠くへと飛んでいく雨よ、おお雨よ
私たちは君を讃える
君の涙は悲しみの癒し
君の存在は生命の営み農夫たちは君を待ち望む
大地は君に潤いを求め
花々は君に歓喜をささげる
動物たちは君を祝福する雨よ、おお雨よ
私たちは君を讃える
君の優しさは全てを包み込み
君の力は新たな命を生み出す雨の滴は寄り添いながら
地を潤し、命を育む
私たちは感謝の心で
雨を讃えるのだ雨よ、おお雨よ
私たちは君を讃える
君の存在は奇跡のよう
君の恵みに感謝を捧げよう
これを修正してみたい。
雨の詩(修正版)
雲の覆い尽くした空から
霧のような滴が舞い降りて
大地にやさしく接吻をする雨よ、おお雨よ
私は君を讃える
君の音色は生命の調べ
君の匂いは希望の香り窓辺に立ち
雨音を聴いていると
私の荒ぶる心は穏やかになり
憧れの思いは遠くへと飛んでいく雨よ、おお雨よ
私たちは君を讃える
君の涙は悲しみの癒し
君の存在は生命の営み農夫たちは君を待ち望む
田畑は君から潤いを求め
花々は君に歓喜をささげる
小動物たちは君を祝福する雨よ、おお雨よ
私は君を讃える
君の優しさは全てを包み込み
君の力は新たな命を生み出すのだ雨の滴は寄り添いながら
地を潤し、命を育む
私は感謝の心で
雨を讃えるのだ雨よ、おお雨よ
私は君を讃える
君の存在は奇跡のよう
君の恵みに対して、感謝の言葉を
国語の時間なども感想文や創作などもChatGPTに行ってもらい、人間はそこに簡単に修正を加えるだけ、そんな時代が来るかもしれない。ブログもこれからは、AIがすべて書いてくれるようになるかもしれない。
(補筆 2025-06-19)
2年ほど前に書かれた詩だが、これを現代のより高度化したChatGPTで修正をお願いした。より詩情豊かに書き直してと注文をつけたのだ。
雨の詩 — 豊潤なる祈り
天(そら)をひそかに覆いし雲の帳より、
霧のごときしずく、静かに舞い降りぬ。
それは大地にそっとくちづけを交わし、
眠れる命を呼び覚ます。雨よ、ああ、雨よ
わが讃歌は汝に捧ぐ。
その音は大地の鼓動、生命の調べ、
その香は、芽吹きの予感、希望の馨(かお)り。窓辺にたたずみ、耳を澄ませば、
雨の奏でる細やかな律(りつ)に、
胸のざわめきは次第に鎮まり、
遥かなる夢想は、空の彼方へと舞い上がる。雨よ、ああ、雨よ
われらは汝を讃う。
その涙は、傷を癒すしずく、
その存在は、命を巡らす環(わ)の如し。農の人は汝を待ちわび、
田畑は渇きをこらえ、掌(て)を天に差し伸べる。
花は歓喜に咲き、色と香りをもって応え、
森の小さき命たちさえ、静かに喜びを分かち合う。雨よ、ああ、雨よ
われは汝を讃う。
その優しさはすべてを包み、
その力は、無より命を紡ぎ出す。しずくは寄り添いながら地を潤し、
土はやがて、緑の衣をまとう。
われは祈りと感謝をこめて、
この天の贈り物に、讃歌を捧ぐ。雨よ、ああ、雨よ
その存在はまさに奇跡。
汝の恵みに、ただひたすらに、
ことばを尽くし、感謝を述べん。
この詩を英語に直してもらった。そして、脚韻もつけてもらった。この詩を読んで感動するかな?
Ode to the Rain
From heavens veiled in a silver shroud,
Mist-like drops descend, soft and proud.
Each kiss they place upon the earth
Awakens seeds, prepares rebirth.O rain, O gentle, weeping rain,
Your voice, a life-bestowing strain.
Your scent—a breath of blooming cheer,
A whispered hope when skies are drear.By the window I stand, still and aware,
Listening to the music in the air.
My restless heart grows calm and wide,
And dreams take wing on the quiet tide.O rain, O song of the sky’s lament,
Your tears bring peace, your voice is sent.
Your being spins the web of life,
A balm for sorrow, an end to strife.The farmer yearns for your soft hand,
The thirsty soil awaits your strand.
The flowers smile in your embrace,
The creatures bless your quiet grace.O rain, O kind and sacred sound,
You wrap the world where life is found.
Your power brings new birth to all,
In your descent, no life shall fall.Your drops unite upon the field,
To nourish all that roots may yield.
With grateful heart and lifted eye,
I sing your praise beneath the sky.O rain, O miracle falling free,
I give you thanks eternally.
For every drop, a gift you give—
A prayer, a hope, the right to live.
「この詩を漢詩にして下さい。やはり韻を踏んで下さい。」とChatGPTに注文をする。すると、以下のような回答だ。
「承知しました。それでは、英詩「Ode to the Rain」に基づき、**漢詩形式(五言絶句または七言律詩)**での表現をご提案します。ここでは内容の豊かさを表現するために、**七言律詩(各句7字×8句)とし、「韻を踏む」(平仄と押韻)**ことを重視して構成しました。韻は漢詩でよく使われる「平水韻・下平声の『一東』韻」から「風」「空」「中」「同」などを選び、偶数句末に配置しています。」
そして、以下のような漢詩を30秒ぐらいで提案してきた。もはや、ただ、ただ、驚きだ。
雨頌(うしょう)
―『Ode to the Rain』より翻案―雲幕低垂潤九風,
輕絲細滴吻芳叢。
聲傳幽谷生機起,
香滿晴窗夢遠空。農戶久思甘露降,
田園盼汝潤無窮。
萬花含笑開新色,
鳥獸和鳴賀歲中。■ 各句解説(詩意の対応)
雲幕低垂潤九風 → 空を覆う雲が、四方八方に潤いを与える輕絲細滴吻芳叢 → 霧のような雨が、草花をやさしく包む
聲傳幽谷生機起 → 雨音が谷に響き、命が息づき始める
香滿晴窗夢遠空 → 雨の香りが窓辺に満ち、心は遠く空へ
農戶久思甘露降 → 農民は長く恵みの雨を待っていた
田園盼汝潤無窮 → 大地は尽きぬ潤いを雨に願う
萬花含笑開新色 → 花々はほほえみ、彩りを放つ
鳥獸和鳴賀歲中 → 鳥や獣たちも喜び、春の恵みに感謝する
コメントを残す