母の日のプレゼント


長男から家内へ母の日のプレゼントが送られてきた。花である。家内はとても喜んでいる。カーネーションである。鉢に入った花である。

昨晩は家内と長男はスカイプで話をしていた。スカイプで長男は自分の住むアパート内を示してくれた。東京にしては広い部屋のアパートか。元気で頑張っているようで何よりだ。

しかし、このスカイプというのは便利なものだ。相手の背後の風景が分かる。今、どこにいるのか何をしているのか一目瞭然である。こんな便利なものが発明されるなんて自分が20歳の頃は想像できなかった。

ところで、話は変わるが、スカイプの時代では不倫は不可能になるのではないか。男が奥さんに隠れて不倫をしたとする。奥さんから電話がかかってきて、電話を受ける。その時に、背後の光景がラブホの部屋だったら、奥さんはこれは変だと気づくのではないか。

それには、電話に出ない、あるいは電話は音声だけにする、などの対策が可能である。でもそうなれば、ますます変であると疑われてしまう。

それで私が考えるには、ラブホでは衝立を用意しておくといいと思う。いくつかの衝立の種類、例えば、事務所内、大通り、などの写真が印刷された衝立をラブホ内に置いておくのである。奥さんから電話がかかってきたら、急いでその衝立を背景にする場所に移動して、電話を取ればいいかと思う。

あのラブホでは、便利な衝立が用意してあると評判になれば顧客も増えて商売繁盛になるのではと思う。(我ながらうまいアイデアを思いついたものである。)

ところで、私はこれから石川県の実家に行って掃除をしてこようと思う。日帰りの予定だ。家内はちょっと体調が思わしくないので岐阜のアパートにとどまる。自分はさらに、日頃から、お世話になっている親戚の人が病気になったので、お見舞いに行こうとも思う。

実家に行くのであって不倫ではない。であるから、家内からスカイプでの電話がかかってきても堂々と電話を受け取れる。

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