2016-03-19
卒業式が終わった。2時に始まり、4時ごろまで、だいたい2時間ほどの式典であった。私はメモを取りながら式典に臨み、いろいろと興味深いことを記録しておいた。
まず、この大学は真宗系の大学であり、いろいろと仏教系の儀式がある。司会者が冒頭で、「黙想ください」と言って、1分ほど黙想する。(瞑想だったかな?妄想と言わなかったことは確かだ)。そして終わりの合図として「お直りください」と言う。そして、次は「合掌ください」と言う。1分ほどたつと、「お解きください」と言う。終了の言葉として、「黙想」は「お直り」で、「合掌」は「お解く」であることを知った。
式次第を見ると、挨拶は、学長は式辞で、理事長は祝辞である。どのように使い分けるのか。このあたり、有識故実に詳しい人に説明をしてもらいたい。
学位記の授与の時だが、栄養学科の学生は学位(栄養学)、看護学科の学生は学位(看護学)を授与となったが、キャリア形成学科の学生は学位(教養)という名称であった。このあたりの名称の付け方も細かく考えると知らないことがたくさんあることに気付く。
理事長のあいさつの中で、「外国に行くと非衛生だと感じることがある」と述べた。この非衛生という「否定」の意味を示す接頭辞の使い方だが、正用法なのか迷ってしまった。無衛生、反衛生、逆衛生、とは言わないので、やはり「非衛生」かなと納得した次第である。
学園の歌を聴く。完全な75調での歌詞である。作詞はこの学園の創始者の方の作詞であり、格調高い内容である。そんなことを考えたりしていたら、2時間が経ってしまった。
飛び立つ卒業生たちに幸あれと声をかけたいと思う。
コメントを残す