今日は自分の誕生日だ。自分はついに、66歳になった。昨年の誕生日はどうであったか、ブログを調べてみた。実は昨年の誕生日は別のブログに感想を書いてある。
それを読んでみると、いよいよ高齢者と呼ばれるようになった自分自身に戸惑っている姿がうかがえる。高齢者なんて自分にはまだまだと思っていたら、現実になったので驚いているのだ。でも、国民年金がもらえるようになったので、その点は良かった。あとは床屋で割引が受けられるようになったこと、そんなところか。その日のブログを記してみる。
2015-10-22
今日は私の誕生日である。65歳になった。これで高齢者割引を受けることのできる、名実ともに立派な「高齢者」になった。家内はお祝いのケーキを買ってくれて、今晩はケーキのロウソクに火を灯してお祝いをしてくれると言う。
このブログを読んでいる人の大半は私の学生だと思う。つまり20歳前後の若い人だと思う。その方々へのメッセージは「時間が経つのはあっという間ですよ、一日一日を大切に過ごして下さい」ということだ。
正直な気持ちとして、「さあ、人生これからいよいよ始まったぞ。頑張っていこう!」と思ってたら、神様から「時間ですよ、退出の準備をそろそろ始めてください」と声を掛けられたような感じだ。「始まってもいないのに、もう終わりなんて!不公平だ。」と苦情を述べたいのだが、こればかりはいたしかたない。
そうそう、次の日の授業のことで思い出した。昨年の誕生日の次の日だ。大阪で非常勤先の授業に行ったら、学生たちが私のブログを読んでくれていて、誕生日おめでとうと言ってくれた。あの学生たちはどうしているか。一生懸命頑張っているかな?
ちなみにその1年前、2014年の10月22日は何を書いたか知りたくなったので、ブログを調べてみた。すると、新任の先生の歓迎会があって、そこで曲先と詞先という二つの考えがあることを教えてもらった。
2014-10-22
今日は新しく着任された方の歓迎会が開かれた。そこで、おいしいお酒を飲みながら色々なお話ができたことは楽しいことであった。自分は普通は英語教育関係の人とばかり話をすることが多いのだが、他分野の人と交流できたことは有意義であった。教わったことを一つ記していく。
歌を作る場合、曲先(きょくせん)と詞先(しせん)という二つの態度があることを教えてもらった。曲先とは曲を先に作り詞を後につける方法である。詞先とははじめに詞を作りそれにあわせて曲を作っていく方法である。詞を先に作る方が日本語の場合はやりやすいとのことであった。日本語の言葉には高低アクセントがあり、それにあわせてメロディーがつけやすい。しかし、曲が先にあると、それにあわせて選んだはずの語の高低アクセントが必ずしも曲にあわないことがおおい。そのために、調子に違和感がでることがある、というような話であった。なるほど。
ブログをつけることは有意義なのであるが、その効用の一つは、昔を振り返ることができることであろう。自分の平凡な人生ではあるが、それぞれ小さなことだが、面白いことが起こっている。それらを一つ一つ積み重ねていけば、大きな宝の山ができあがる。
来年の誕生日も無事に迎えられて、今日のことを思い出しますように、と願う。ところで、今日は家族でお祝いをしようと言うことになったが、年金生活者になったので、高級レストランは無理なので、近所の安いお好み焼きの店にする。
お誕生日おめでとうございます!先はまだ長いですね。あと3~40年は大丈夫ですね。今日くらいは、浴びるほど酒を呑んでみては(笑)
そうそう、先週の土曜日(10/15)に東京で越北1-7の同窓会に行ってきました。
20人位集まったと思いますが、楽しかったです。今回は新幹線で日帰りだったのですが、結構酒を呑んだので、帰りの新幹線を乗り過ごすのではないかとドキドキでしたが、何とか夜中には神戸に帰れました。
また、みんなで会いたいですね。関西会でも作りましょうか(笑)
I君へ 誕生日ですが、これが70歳に達すると、かなりショックで、もう人生の終着かと絶望感にとらわれるのです。でも、66歳だとまだ若干余裕があります。I君の歳ぐらいから、同級生はどうなっているか興味津々になってきます。ところで、同級会というのは難しいもので、みんな同じレベルだった同級生も、50歳ぐらいになると、成功した人と、あまりぱっとしない人とに分かれてきます。同窓会に顔を出すのは、順風満帆に人生が進んだ人ばかりになりがちです。本当は、こんな時でも、昔みたいに、お互いの格差を意識しないで無心な気持ちで会えればと思いますが。関西会などは楽しそうですね。
確かに5月の2-1の同窓会、今回の1-7の同窓会も、女性は別として男性は一流企業の第一線でがんばっている人ばかりでしたね。でも、いちいち今の職業を聞くわけでもないと思うんですけど、顔を出しにくいんですかねぇ。仲良かったけど、会えてない人もいるので、次があれば是非出席してもらいたいのものです。昔話で盛り上がるだけなんですけどね。
I君へ、やはり少年の頃の純粋な気持ちに戻るわけにはいかないと思います。あのころは、無心な気持ちで互いに友人づきあいをしていましたが、社会に出ると、格差が生まれて、屈折した気持ちになる人もいるかと思います。ところで、私の歳になると、また友情復活がありえます。つまり、みんなが退職して、無職になりますので、同じレベルになります。でも、年金の額を自慢し合ったりして、人間はいつになっても変わらないものです。