昨日はふと思い立って湖に行く。


昨日は午前中、図書館に行って本を借りてきた。そしてその後、湖に行った。

まず、図書館に行く。9時にオープンなのだが、やや早めに行ったので、開く時間まで、近くの川岸でブラブラする。すると、中学生の野球部の部員たちが朝練習にランニングをしていた。彼らは私を見て、全員が帽子を取って「お早うございます」と挨拶をした。私はちょっと驚いて、こちらも「お早うございます」と返した。きちんとした挨拶をしてくれるので、野球部のしつけはしっかりしているのだと感心した。

さて、地域の掲示板を見る。近くに伊自良湖という湖があるそうだ。後で行ってみよう。

北の方に湖があるのだ。

公民館、歴史民俗資料館、美術館、図書館が一緒に入っている建物だ。

河の堤防に虹の絵が描いてある。「虹をわたって~」という歌を思い出す。

建物の中は、靴を脱いで入るのだ。図書館(図書室)に入る。小説を読みたいと思う。でも、ほとんどが現代作家の小説だ。福永武彦の小説でもあるかと思ったが、そんなものはない。福永武彦の小説は文庫本で昔読んで感動したのだが、大きな字体の本で再読してみたいと思ったのだが、無理なようだ。

カウンターで貸し出しカード発行の手続きをする。10冊まで借りられる。期限は2週間だ。しかし、図書館がしばらく蔵書整理の作業をしてお休みになるので、今回は期限は3週間だそうだ。今回は本を3冊、DVDを2枚借りた。合計5点を借りた。

さて、それから湖に向かう。このあたりの田園風景は最高だ。静かで、ところどころに民家がある。道路はすべて舗装されていて、運転は楽だ。でも、日本は今は道路が舗装されているが、メンテナンスは大変だ。人口減少で、予算が減っていく中で、将来は舗装道路のメンテナンスをする金がなくなっていくだろう。限界集落のようなところは、切り捨てていくしかないのかもしれないと考えた。

そんなことを考えながら、北に向かう。道が狭くなり、山道で車がすれ違うのは難しくなる。対向車が来ないことを祈りながら、ゆっくりと進む。何とか、湖が見えてきた。適当なところに車を止めて写真を何枚か撮る。

ボートがあった。誰もいない。

貯水池なのだ。土手で水量を調整している。

大雨の時は、左側先端の水門を開いて水を通す。

今は水路は空だが、大雨の時はここを通って水が流れる。

この湖の名前は伊自良湖(いじらこ)である。かなり深山にある。昔、昭和の初め頃までは人が来ない地域だったろうと思う。魑魅魍魎の住処だったのだろうと推量する。なぜか、泉鏡花の『夜叉池』の話を思い出す。ここも同じように、龍姫が登場して大水をひきおこすかもしれない。

地域でもちょっと探検すると面白いところがあることが分かった。またいろいろと訪問してみたい。

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