梅雨入りである。実家を思う。


昨日は梅雨入りであった。一日じゅう、雨が降っていた。雨が降るのは悪いものではない。緑がいっそう濃くなり、大地の豊かさがいっそう増したような気がする。

今週末に、石川県に戻る予定だ。2泊ほどする予定である。親の実家の管理をお願いしている親戚の人に挨拶をする予定だ。実家は草ぼうぼうだと思う。シルバー人材サービスにそろそろ草刈りをお願いする時期だな。

自分の活動の中心地を岐阜から石川に移すべきだとも思う。今後は、月に一度は石川に戻り、また長期休暇中は石川県に滞在する。そして、自宅や親の実家の手入れを始めたいと思う。

自分が岐阜にいる間に、自宅や実家が荒れてゆくのが、気がかりだ。

そんなことを考えていたら、夕方ぐらいから、カエルの鳴き声が一斉に聞こえ始めた。カエルで鳴くのはオスだそうだ。メスを呼び寄せる声だ。オスの鳴き声につられてメスが近寄り、しばらくすると、たくさんのオタマジャクシが田んぼに現れる。

数週間後には、オタマジャクシを狙って、サギが田んぼに舞い降りてくる。サギたちは、くちばしで田んぼの至る所をつついて回るだろう。自分はボンヤリして、そんな自然の摂理を眺めるだろう。

小学生の頃を思い出す。実家の縁側に座って一日中庭を眺めていた。雨が庭のアジサイに生気を与える様をじっと見ていた。

実家のまわりは、今もそうだが、緑が至る所にあった。舗装されていない道路に水たまりができていた。田んぼの用水路もコンクリートで固められていなくて、至る所にメダカがいた。今はメダカは絶滅種だそうだ。

実家の前を流れる用水路にはメダカがいて、さらに横を流れる川にはアユがいた。当時は至る所に生命があった。

実家をどうするか。固定資産税が高いので、手放したいと思うこともあるが、先祖代々の家を手放したら、罰が当たるような気もする。やはり、自分の活動の中心を石川に移して、実家を守ることを始めなくてはと思ったりもする。

愚考するのだが、今後の自分の身の振り方について、なかなか名案は浮かばない。

 

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