昨日は図書館で本を借りる。


私の住んでいる市には、図書館が3つある。一つはある程度の大きさで(これは中央図書館)、他の二つは公民館に付属している分室で、図書室程度の大きさである。一番大きな中央図書館に行った。何冊か本を借りた。それはそれでいいのだが、何故かさらに10キロほど北にある図書館の分室にも行ってみたくなった。

中央図書館でもかなり田舎にあるのだ。その分室となると、さらに山奥に行く。でも、対向車はなくて、道は広いので運転は快適だ。人家は稀だ。ところどころ、集落らしきものがある。限界集落と行ったらいいのか、あと20年したら誰も住まなくなるだろうな。

でも、自然は美しい。緑が濃い。初夏のこの季節、梅雨の合間のこの日は、空気までもさわやかだった。

さて、目指す図書室に到着した。昔小学校だったらしい建物だ。入り口に閉校記念碑がある。昔はこのあたりにもたくさんの人が住んでいて、子どもたちも数多くいて、通っていたのだろう。今は、若い人はほとんどが都会に出て、子どもなんていやしないのだろうな。

閉校された小学校が公民館になり、その一室に図書室がある。

さて、図書室に入ると、係の中年の男性が顔を出して、いらっしゃい、と挨拶をしてくれた。私は「ちょっと中を見させて下さい」と言う。本の数は少ない。児童書が多い。ということは、まだ子どもたちも若干数は残っているのか。その子たちは、スクールバスで都会の小学校に通っているのだろう、と推測する。

しかし、この地域の人たちの生計は何か、と疑問に思う。林業か、農業か、どちらも無理だろうな。多くは年金生活者なのか。自分の家の前の野菜畑の手入れをしながら、生活をしているのか。

こんな風にして、ぶらり、何も考えずに、ドライブするのもいい。今週末は石川県に戻る予定だ。自宅と実家へ行って、掃除をする予定だ。長距離にドライブなので、天気がよければと願う。

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