かがみがはら航空宇宙博物館を訪問する。


今日は各務ヶ原市にある、「かがみがはら航空宇宙博物館」を訪問した。公式ホームページで調べると、休館日は毎月第一火曜日とある。あれ、今日は第一火曜日ではないかと思ったが、一応念のために電話を入れて確認した。すると、係の人曰く、「今日は開館しています。今月は24日が休館日となります。春休み中であること、リニューアル工事をして間もないことで、休館日をずらしました」であった。よかった。この博物館は昨年はずっと工事のために、休館で、先月リニューアルオープンになったばかりである。

さて、自宅から、しばらく南に下ると博物館が見えてきた。時々、自衛隊の戦闘機が練習飛行をしている。その爆音がすさまじい。関空などの民間機の離陸と比べると音の強さが格段に違う。民間機はできるだけ騒音を出さないように設計されているが、戦闘機はできるだけ短時間で高い高度まで上昇することが目的であるから、エンジンの威力が桁違いに強くて、音もうるさい。この近辺に住んでいる人は、大変だろうな、と同情する。

さて、博物館の外側に飛行機が何機か並べてある。近づいて写真を撮る。これは陸上自衛隊のペリコプターである。

ヘリコプター

YS-11

このYS-11は戦後始めて成功した民間機だそうだ。低コストで、数多く輸出もされた。でも、かなり揺れたそうだ。私の会社の時の同僚が、東京から高知へこの飛行機で帰った時に、ひどく揺れて驚いたと語ってくれた。でも、機長からは「飛行機は揺れますが、心配はございません」というアナウンスがあったそうだ。機長は毎日飛んでいるから慣れているが、乗客はたまにしか乗らないからその揺れには驚いたのだ。プロペラ機は低いところを飛ぶので空気の影響を受けやすい。ジェット機は成層圏を飛ぶので、空気が希薄で揺れることは少ない、と聞いたことがある。

博物館の屋内に入ろうとする。入場には、お金を払うのだ。入場料は、私は65歳以上なので500円だ。家内は800円だ。最近はシニア割引で助かっている。

複葉機

屋内は、入り口に近いところに複葉機が置いてあった。飛行機の歴史が分かるように並べてある。エンジンとか計器が並べてある。奥には飛燕という戦闘機が置いてある。

飛燕

この飛燕という戦闘機は第二次世界大戦に参加したようだ。戦後はほとんどが破壊されて、日本国内には残っていなかった。だが、外国の博物館に保存されていたので、そこから取り寄せて、修理してここに飾ってあるようだ。

大型機

屋内は広くて、いろいろな飛行機が置いてある。実物はやはりかなり大きくてこんな鉄のかたまりが空を飛ぶなんて驚く次第だ。さて、その後3階の方に登る。3階は宇宙関係の展示物が飾ってある。

宇宙船の中

宇宙船の胴体が中央にあった。中には入れるので、写真を何枚か撮る。狭いな、という印象だ。こんな中で数か月も過ごすのは、苦しいだろうと同情する。まあ、宇宙飛行士は使命感に燃えて任務に就くのだから、世界船内とか無重力状態など平気なのだろうが、私には無理な話である。

さて、宇宙服が置いてある。裏側から顔を出すとまるで宇宙服を着ているかのように見える。私は顔を出す。家内にお願いして一枚撮ってもらう。老いた宇宙飛行士の顔が見える。

宇宙飛行士だ。

屋内の様子

いままでは、歴史的建造物ばかり訪問していたが、このように現代技術の集約の博物館も勉強になるかと感心した。もう少し南にはトヨタの自動車の博物館がある。一回行ったことがあるが、今度、また訪問してみたい。

2 Comments

神戸のT.I

宇宙服のお茶目な写真拝見しました!管理人さん、全然変わってないですね。もうじき最後にお会いして2年が経ちますが、元気そうで安心しました。たまたま子供と一緒に見たのですが、宇宙服を着に行きたいと言ってます(笑)

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nomad

神戸のI君へ   宇宙飛行士になって宇宙から地球を見て見たら面白いでしょうね。この博物館に宇宙ステーションの実物大の模型がありましたが、中に入ってみると狭いので、こんな狭い空間で数ヶ月の生活は大変だな。宇宙飛行士は派手だけど、地味な面もあるのだな、と気付いた次第です。

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