雨、焼酎、インカ、ソファ、カエル、年金


今日の朝は雨だった。しかし、お昼過ぎは晴れるとの予報なので、無理をして歩いて職場に行くことした。8時過ぎにアパートを出る。傘をさす。頭はちょっと二日酔いで少々重い。それは、昨晩は焼酎を飲んだからだ。20%の「いいちご」だ。もっと度数の少ないものを選びたかったが、偶然飛び込んだコンビニにはアルコール度数の高いものしかおいてなかった。それで強めの焼酎を購入したのだ。でも、ワンカップだけ購入だ。

頭が重い感じがして、歩く。この年ではアルコールは断つべきだと十分に分かっている。しかし、意志の弱さでまだ焼酎を飲んでしまう。雨も降る。気持ちも思い。さて、例によって、iPhone でBBC放送を聴く。何やらインカの遺跡の話しをしている。数百年ほど知られていなかったが、アメリカの探検家が見つけたとのこと、今では有名な観光地になって多くの人が訪れるそうだ。

インカの遺跡の訪問か。面倒くさいな、と感じた。今の願いは、こんど座り心地のよいソファを買いたいと思っている。ニトリでよさそうなソファを見つけたのだ。5万円ほどだ。今度、購入しようかと思っている。

そんなことを考えながら、雨中を歩く。カエルの鳴き声が時々聞こえる。冬眠からさめて、動き回り始めている。もうじき、田んぼはオタマジャクシで一杯になるだろうなと思う。舗道には、ところどころ、カエルがぺったんこになっている。雨の中、張り切って飛び出したら車にひかれたようだ。

このカエルたちは世界探検に出かけたのだ。でも探検するやいなや、探検は突然、終了だ。

さて、BBCは今度は、イタリアの自転車乗りが世界大戦の中でユダヤ人を助けた話しをしている。ナチスの迫害からユダヤ人たちを救ったのだ。機密文書を抵抗運動のグループに運んだ話をしている。

歩きながら不思議な感じがする。自分は、岐阜県の田園地帯を歩いている。でも、過去には、インカ帝国があったり、第二次世界大戦中はイタリアで反ナチ運動がおこったのだ。そしてニュースはトランプ大統領がイランとの核合意から離脱するとのニュースだ。

ふむ、ふむ、色々な情報を仕入れて学校に到着する。しばらくボーツとしていたが、2限から授業だ。授業だが、英語の授業なのに、何だか年金の話になってしまった。年金の話になると自分は調子が出てきて、学生も熱心に聞いてくれた。

年金は自分が関心を持っていることなので、調子よく話せたのだ。学生たちも啓蒙できて自分としてはよい授業であった。

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