○
今日はスーパーに行って、酒コーナー、特に、焼酎のコーナーを見た。いつもは安い焼酎、博多の華、すごいも、黒霧島などをワンカップだけ買うのだ。だが今日は、棚の下の方に大きなペットボトルに入った焼酎をじっと眺めていた。スマホで撮影だ。
色々と夢想する。完全にリタイアしたらこの大ボトルを一本購入したい。思い切りたらふく飲んで見たい。いつものワンカップだけという抑制を取り払いたい。
大きなボトルだ。持ち上げると結構重い。4000mlもある。ワンカップの焼酎は220mlである。するとワンカップの18杯ぐらいの量だ。
この25度の強い焼酎を朝から飲んだらどうなるか。リタイアしているのならば、朝から飲んでいても文句を言う人はいないはずだ。いや、家内はうるさいだろうな。
値段は1,700円ぐらいだ。安い。余裕で買える。朝の8時頃から飲み始めたい。いやいや、まず朝風呂に浸かってのんびりする。そして、すっきりとしたところでテーブルにつく。ナスの漬物をつまみながら、1,2杯ほど飲む。
安い焼酎だが、度数は強いので、すぐに酔いがまわる。酔ってしまえば、焼酎が高級か安いかは関係なくなる。
朝からずっと飲んでいると家内がうるさいだろうから、水筒に焼酎を入れて近所の公園に持って行く。途中で、コンビニに寄って何かツマミを買う。
ベンチに座って、ゆっくりと水筒の焼酎を飲む。静かな日だ。幼児が遠くの砂場で遊んでいる。その母親は、警戒するように時々私の方を見ている。
足元に鳩が来たのでピーナッツでも投げるだろうな。あまり与えると私の分がなくなる。10粒ぐらい投げる。
結構、いい気持ちになり、出来上がったので家に帰る。家内が、「昼間から飲んだくれていて」と嫌味を言うだろうな。
昼寝をする。いい気持ちだ。目が醒めると、もう夕食の時間なのだ。もうこの年なので、沢山は食べられない。好きなもの、枝豆をつまみながら、キュウリを味噌につけて、焼酎を2.3杯飲む。まあ、2,3杯が精一杯だろうな。
こんな風にして、朝から夜まで、一日中焼酎を飲んでいたら幸せだろうな。と、夢想する。酔生夢死の人生だ。
あと数年で完全引退だ。そうしたらこんな生活が可能か?だが、現実は自分の身体がかなり弱くなっている。焼酎はワンカップ、せいぜい2カップがやっとだ。2カップでも、翌日は二日酔いで体調不調となる。軽い頭痛と吐き気がするのだ。自分の肝臓の機能が弱くなっていると思う。
これが、自分の体がまだ元気があった頃、60歳ぐらいで完全引退していたら、おそらく酒浸りになっていただろう。高校生の頃、竹林の七賢の物語を読んで憧れたものだった。白居易の「林間に酒を煖めて紅葉を焼く」の句が思い出されたりする。そんな生活を憧れていたので、60歳定年ならば、大喜びで酒浸りの人生をは始めたかもしれない。
年老いた身体で楽しめるもの、弱い酒はないかな?いや、もう完全断酒すべき年齢に達しているのだ。その現実を自分は認めたがらないのかもしれない。
引退してすることが無くなり、アル中に陥いるパターンですね(笑)せめて、全国の焼酎めぐりをするとか!趣味を見つけましょう。まあ、せっかくなので引退されたら、お祝いに焼酎を大量に送ります。
T.I.君へ そうです。最近は焼酎への願望が強くなってきました。仕事があるので、かろうじて踏みとどまっているという感じです。引退したら完全にアル中に陥りそうで怖いです。