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今朝の夢はどんな夢だったか。自分は教室で学生に教えていた。大陸移動説を教えていた。自分は世界地図をプリントした紙を学生に配っていた。そして、大陸をハサミで切り離すように指示した。
大陸移動説とは、昔はアフリカ、南アメリカ、インド、南極、オーストラリアや、アラビア、マダガスカルは一つの巨大な大陸であった。それが数億年前から地球のマントルの動きに乗って次第に分離して現在のような分布になった、と主張する学説である。
そんな話を教室でして、切り離した各大陸を元来の位置に戻すように指示した。するとそれらの凸凹がジグソーパズルのように一致して、見事な一つの大陸を形成した。学生たちからは、感嘆の叫びが上がった。そんな夢だった。
その前後にも色々なことがあったのだが、夢なのでもう覚えていない。
ところで、自分でいつも不思議に思うのは、自分は大陸移動説というものには全く興味はない。専門家でもない。昔、読んだ地球史の本にそんなことが書いてあったのか、という程度の記憶だ。
でも、なぜか、突然、そんな夢を見た。夢の中では自分は専門家のように得意になって学生に教えている。
意識の上の世界と意識下の世界では全く異なるようだ。自分が意識している世界は狭くて限られている。しかし、自分で気づかない世界は広い世界だ。夢で自分の意識の統制力が弱まると、意識下の世界から、何かが偶然的に意識上に登ってくるということだろう。
若い頃に、自分が一生懸命に追いかけ回したが全然相手にされなかった女性がいた。数週間ほど前にその女性の夢を見た。夢の中では、その女性は自分を追いかけてくる。自分が恐怖を覚えるほどの勢いであった。
その日は、目が覚めてから自分で可笑しくなった。現実とは異なる風であればよかった、という自分の願望が夢になって現れたのだ。でも何十年も前の出来事を急になぜ夢に見るのか?とにかく、夢というのは不思議なものだ。
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