星空を見て物思いにふける。


昨日まで大学センター入試があって監督をしていた。昨晩は無事に監督の業務が終了して、車で自宅まで1時間半ほど運転して戻った。途中で田舎道や山道があり、街灯があまりない地域があった。星空は見えるかなと上を見上げたが良くは見えなかった。曇り空なのか。

岐阜県の私の住んでいる箇所は田舎なので、時々は星がきれいに見える日がある。そんな時は、昔を思い出す。今から60年ほど前の日本の夜空は星がきれいだった。自分が小学生になるかならない頃だ。道路の照明もほとんどなくて、夜に隣の家に行くときは懐中電灯を持って行ったことを思い出す。

その頃の自分はまだ視力が2.0であり、夜の星も十分に見ることが出来た。夜の星を見ていると畏敬の念に打たれた。同時代の人々も同じだったろう。

今の人類はそれらが銀河系の星であることを知っているのだが、太古の時代の人々は星空を見て何を考えただろうか。当時の人々は、夜になると一面に輝く星空をみて、不思議に思わなかったはずがない。それらの驚きから、占星術がうまれて、下界の出来事は夜空の星の動きにすべて記されているという信仰が生まれたのだ。星を天上界とみなして、ギリシア神話などが生まれたのだ。

もしも、自分が1000年前に生まれていれば、占星術を学んで占星術師として生計をたてたと思う。占いにはたくさんある、手相占い、名前占い、タロット占い、風水、人相占い、水晶占い、など様々ある。しかし、自分の意識では、占星術師が一番、格好良くて、社会的な地位も高くて、収入も多かったと思う。

城の上に立ち、夜空を見上げながら、王や高官達に、この国の将来について、とくとくと語ること、「星の動きによれば、この国の未来はこうである」と予言する姿は、さまになる感じがする。王達は星占い師に国家の行方を相談したのだ。時々はそれは貴重なアドバイスになったのだ。そんな仕事を自分はしたかった。

これが手相占いだと、個人の将来だけを占うのであり、範囲が狭い感じがする。風水は家の建て方だけであり、これまた限定されている。

てなわけで、占星術が占いの中で一番の格上だと思うが、皆さんから賛同してもらえるだろうか。

Free-Photos / Pixabay

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