親戚の女性の病気


昨日、家内は義姉と電話と話をしていた。家内にとっては姉にあたる人だ。その人は先日病院に行ってきたら、放射線治療が必要になるかもしれないと言われて落ち込んでいるようだ。

数年前に、義姉は子宮ガンで手術をしてその後入退院を繰り返していた。その時に、家内は面倒をみるために1年ほど義姉と同居していた。義姉は私の自宅に居候という形で生活している。義姉は家賃を払う力もないし、現在の石川県の自宅は人がいないので、留守番がわりに住んでもらっている。家内は義姉の面倒をみるといっても自宅なので生活は慣れている。

ところで、義姉はほぼ完治したと思っていたガンがまた再発の兆候を見せたということで落ち込んでいる。医者の話を総合すると、6月ぐらいに放射線治療をする必要性がある。その時は一ヶ月ほどの入院になるそうだ。その間は家内も石川県に戻って義姉の面倒をみる必要がある。そしたら、私も時々は石川県に行く必要が出てくる。

今後の展望が分からない。今までの自分が見てきた事例から判断すると、ガン患者は入退院を繰り返し、そしてだんだんと身体が弱ってくる。そして、家内が石川県に戻る期間がだんだんと長くなってくる。そうならないで、義姉はガンから完治となればいいのだが、そう行かないことが多い。

そんなことを考えていたら憂鬱になってきた。親戚のガンだが、自分の精神にまで影響を及ぼす。職場では教員という仕事をしているので、若い人ばかり見ている。そこでは、死や老いや病とは無縁の世界のように見える。高度高齢化が進む日本においては、この学園内は、生、健康、若さ、エネルギーが輝いている地、いわばオアシスなのだ。でも、一歩、このオアシスの外に出ると、病、死、老いの暗い闇の世界なのだ。自分が見ないでおこうと目を閉じていた現実がひしひしと自分に迫ってくる恐怖を感じる。

家内が看病する期間が長引きそうならば、思い切って自分の生活の基盤を石川県に移そうとも考えている。週末は石川県に戻り、平日は岐阜に来る。このアパートを引き払い、ウイークリーマンションに寝泊まりできないか。その方が安上がりかもしれない。

ネットで調べると、ルーレット岐阜という物件があった。1日あたり、4000円ぐらいだ。これならば、ビジネスホテルに泊まったほうが安上がりだ。と思って調べたら、ビジネスホテルは6000円ぐらいかかるな。ダイワロイネットホテル岐阜ならばいいかな。大阪の西成ならば、安宿がたくさんあるのだが、さすがにそこまでの値段設定のホテルはないだろうな。

いろいろなことを考える。どうしたらいいのか。

 

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