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今まで漠然と金がないなと思っていたが、紙に書いてそれを可視化する、つまりはっきりと目に見えるような形にしようと考えた。具体的にいくら足りないのか知る必要がある。
エクセルで表を作る。縦軸は日付を入れる。横軸には収入と支出の予定の数字を入れる。その差額が残高になるのだ。エクセルでは差額を自動的に計算できるのだが、今までやり方を知らなかった。エッセルの参考書を図書館から借りてきて、それを見ながら数式を組み立てる。
何回か失敗した後に、ようやくうまくいって差額が出るようになった。そして、それから残高が出るように計算式を組み入れた。エクセルに慣れるともう少し複雑な計算もできるようになるだろう。出来上がった表を見ながら色々と考える。
次の年金の支払日(6月14日、15日は土曜日なので1日早くなる)まで我が家の財政は持ちこたえられるかと計算する。細かく支出予定を入れてゆく。臨時の出費がない限りは、何とかギリギリセーフのようだが。しかし、これではいけないと自分も必死になる。
何とか固定費を減らしたい。毎月、家内に食費を渡しているが、これを1万円ほど減額した。それで昨晩は家内と喧嘩になった。まあ、仕方がない。それから、スマホを格安スマホにすること。私のスマホはすでに格安スマホにしたが、家内は長電話が趣味なので格安スマホを嫌がっている。でも、これも説得して格安スマホにしたい。二人合わせて格安スマホにすると月に6千円ほど浮くのだ。
それから、これは非常にセコイ話だが、自分の昼飯を変えようと思う。今までは、おにぎり一個とサンドイッチ一個とミネラルウオーターを一本買ってきた。だいたい、500円弱だ。サンドイッチは値段が高い。だいたい270円ぐらいだ。サンドイッチの代わりにおにぎり一個(110円ぐらい)を購入する。つまり、昼の食事はおにぎり2個にする。すると350円前後になり、今までよりは150円ほど節約となる。週に5日職場に行っているから月に20日ほど職場で昼飯を食べる。すると節約できた総額は150円✖️20日=3,000円だ。毎月、3千円の節約か。何だかセコイので自分でも涙が出てきそうだ。
ミネラルウオーターは毎日一本買う代わりに、二日で一本購入することにしたいが、無理かな。これから温度が上がってくるのでのどが渇くことが増えるだろう。
それからアルコールだが、健康の上からも止める必要がある。今は、平均して週に4日ぐらい飲んでいる。でもせいぜい1カップだ。家内と買い物に行くときは、焼酎か日本酒を買ってもらう。これは家内に買ってもらうので、自分の懐は痛まない。しかし、問題は自分が徒歩で職場から自宅に帰るときだ。時々、アルコールを飲みたくなる。途中のスーパーに立ち寄ってワンカップだけ購入だ。焼酎をワンカップ、大抵は120円の麦の華か108円のよか芋を購入だ。日本酒を購入すると200円の支出だ。自分で払うのだ。月平均で2000円ぐらいの支出だ。
とにかく、昼飯をおにぎりにして酒をやめると月に5千円の節約だ。
しかし、時々は助け舟が来る。それは原稿料だ。昔、何冊か本を書いたことがある。その原稿料がまだ振り込まれる。一週間ほど前には、自分の書いたテキストの一部が大学入試に使われたとして、著作料が振り込まれた。4,500円ほどだ。思いがけない臨時収入があったので嬉しい。
昔、書いた本、特にテキスト関係は今でも振り込みがある。有名大学の入試問題で使われたとなると入試問題を転載した出版社からも著作権料が振り込まれる。以前ほどではないが、今でも時々そんなことがある。このところ、平均して年間10万円ほどか。だんだんと減っていくのだが、それでもまだ持続しているのは有り難い。
新しく本を書くのはどうだろうか、とも考えたりする。本を書くのは大変なエネルギーがかかる。取材したり、現地を訪問したりと経費がかかる。今の自分には経費をかける余裕がない。
さらに自分の年齢も考える。自分の父と祖父は70代の半ばで亡くなった。自分も似たようなものだろう。自分の年齢からすると健康でいられるのはあと5年ほどか。この人生最後の5年間を楽しまなければならない。楽しみと言っても、近くを散歩したり、景色を写真に撮りブログにアップすることか、また本を読むことぐらいだ。
人生、振り返ると派手なことは何もなかった。飛行機で言えば低空飛行だ。でも、墜落しないで何とかやってこれた。あと5年ほど、ゆっくりと高度をさげて静かに着地したい。そんな気持ちだ。
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