神戸のI君からお歳暮として焼酎をいただいた。


神戸のI君からお歳暮として焼酎をいただいた。いつもI君からは季節の変わり目に何か贈答品をいただく。非常に恐縮する次第である。I君は私が高校の教員をしていた時の教え子である。40年以上も昔のクラス担任のことを忘れずに、色々と気遣っていただくので、ひたすら感謝の一言である。

赤兎馬

さて、いただいた焼酎は、薩摩焼酎の赤兎馬である。読み方は「せきとば」と発音するようだ。名前の由来は、 「三国志」に登場する「一日に千里走る」という名馬だそうだ。この焼酎は、鹿児島県産のさつま芋「黄金千貫」と火山灰土・ シラス台地の地下から湧き出す天然水が原料とのこと。赤いのビンは普通の芋、紫のビンは紫芋を原材料にしているようだ。

早速、昨晩はお湯割りで、赤い方から味わった。味は上品な香りがする。私がいつもコンビニで買う安焼酎は電子レンジで温めると強い匂いがする。それは病院のアルコール消毒の匂いだ。しかし、この赤兎馬は匂いがほんわりしている。ゆっくりと飲んでゆく。

安い焼酎は強いアルコール消毒の匂いと翌朝の二日酔いが強いことが特徴だ。しかし、この赤兎馬は高級酒で二日酔いがない。安心して飲める焼酎ということだ。

実は、自分は酒では何回か失敗をしている。若い頃は酔って暴れたりしている。私の亡き母はそんな私をとても心配していた。母の父、つまり母方の祖父は大酒飲みだった。酔うと、自分の家の柱に向かって、食ってかかることがあったという。昔づくりの家なので、広間の真ん中に何本か柱がある。それを人と勘違いして、柱を殴ったり蹴って、喧嘩をするのである。

母が幼少の頃、そんな祖父の姿を見ているので、酒に対して嫌悪感を抱いていたのだ。私に対しては、「お前は酒乱の遺伝子を受け継いでいるので気をつけろ」とよく言っていた。この言葉を繰り返し聞かされてきたので、自分が酒を飲んで失敗しても、決定的なとこまではいかないで抑えられたと思う。

酒を飲んで余計な事を言ってしまう、というのが私の大きな欠点だと思う。しかも自分が何を言ったのか覚えていないという点が怖い。それで絶交になってしまった友人がいたりした。などと昔のことを色々と思い出してしまった。

とにかく、この年になったら、酒を上手に飲むことだ。上手に、節制して飲めば人生の楽しみになるし、飲みすぎると大失敗する。とにかく、晩節を汚さないようにしたいと思う。

2 Comments

神戸のI

実は赤兎馬を呑んだことがありません(笑)調子にのって飲みすぎないようにしてください!寒くなってきたので、やっぱりお湯割りですよね。最近は週末しか飲めないのでうらやましいです。

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nomad

I君へ  I君は平日は緊急の仕事が入ってくることがあるので、夜はノンアルコールで待機でしたね。私の方は職業柄、突然、仕事が入ってくることはないので、平日の夜でも、飲んでいます。赤兎馬は、I君はまだ味わったことがないとか。一足先に私が味わっています。どうも、有り難うございました。

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