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今朝、外を見ると、雪が降っている。岐阜で、このシーズンでは初めてだ。この雪がはじめてで、最後かもしれない。石川県に住んでいた頃は、大雪に苦しめられて、雪などは大嫌いだった。だが、雪が降らない岐阜県の南に住むようになると、雪が新鮮に感じられて不思議だ。
昨日は、大学院の学生の修士論文の発表会があった。一昨日も別の大学院生の発表会があった。大学院生たちは2年間の勉強が終わって修了だ。大学院で勉強したことを基礎にさらに研究を深めて欲しいと思う。学部生のほとんどは、企業に進む。だが、大学院生の多くは、教職・研究職を目指すのだ。この分野だが、高等教育の分野では、最近は就職が難しくなってきている。中等教育、初等教育の分野ならば、まだ競争率は高くない。そして、就職した場合は、修士号を持っていることで2万円ほどアップする。60歳で退職するまで、ずっと2万円が加算されていくので、退職までには、合計でかなりの金額になる。
などと、大学院へ行くことのメリット、デメリットなどを院生と話すことがある。卒業後は、博士課程へと進む院生もいる。博士課程へと進むと、その後は大学の教員を目指すことになるが、これは仲々の狭き門である。博士課程へ進んだ卒業生はどうしているか。ふと思い出すことがあるが、それぞれが納得のいく人生を送っていることを願うのだ。
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