ボーナスだが、減っていた。

ボーナスだが、よく調べてみたら振込金額は例年よりも減っていた。額面は変わらないのだが、手取り金額は減ってたのだ。その理由を考えてみた。それは昨年の秋に税務署から通知が来て、「今まで年金の所得を申告していなかったので、申告するように」と指導されたことと関係するようだ。

過去3年分の年金の所得税を払い、そして今年の確定申告の時には、昨年の年金分も申告した・それで、所得税はかなり上がった。夏のボーナスは過去の分が反映されていなかったので税金は低かったが、冬のボーナスからは、きっちりと反映されるようになり、税金が高くなった。

そうそう、毎月の給料の所得税もガクッと上がった。そんなことを考えると、面白くない。昔は、年金からは所得税を取らなかった。さらに、ボーナスからも所得税を引くということは昔はなかった。でも、近年は、国家財政が緊迫しているので、政府はありとあらゆる名目で税金を取ろうとしている。

京都にいた頃は、通勤手当が出ていた。それが税務署の指導のもので、近場からの通勤は手当てがつかなくなった。さらに、研究費も一括支給ではなくて、経費発生ごとに領収書をつけて請求する方法になった。おかげで事務の方も教員側もかなり手間暇がかかるようになった。無駄な時間がかかるようになった。

年金制度も、国民健康制度も、もう制度疲労を起こしている。新設の介護保険も維持は難しいように思える。どうすればいいのか。豊かだった時代の貯金が若干あるので、日本の福祉制度はまだ破綻をきたしていないが、それも時の問題だとも思う。

窮すればどうなるか。一般庶民ができることは、冠婚葬祭の簡素化だろうな。葬式は直葬や家族葬とする。親戚や友人たちに通知すれば、通知された方も困るだろう。結婚式も最近はオンライン結婚式が流行っていると聞く。飲み会だが、次男は先日、職場でオンライン忘年会を行なったそうだ。各自が自宅で、ビールを飲みながら、パソコン経由で談笑する。そんなことをして楽しいものか?と思うが、まあ、こんな風な宴会がこれから広まってゆくのかもしれない。

坊主も困るだろうな。観光業界、結婚式場などは悲鳴をあげているようだ。

てなことだが、少ないながらもボーナスは出た。先週は年金も支給されたので、一時的に金欠状態が緩和された。昨年の今頃は、税務署からの所得税の未支払い分32万円を請求されて、本当に絶望的な気持ちであったことと比べると、まだマシだ。

200degrees / Pixabay

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