昨晩の卒業パーティについて(3)

2016-03-20

昨晩のパーティは夕方の9時頃にお開きとなった。お開きの前に、教員は一列に並び、花束と寄せ書きをもらう。学生の皆さん、どうもありがとう。この寄せ書きは大事に一生の宝としてとっておきます。

さて、ホテルの玄関先にタクシーがタイミングよく止まっていたので、それに乗って帰る。

タクシーの中で運転手さんと色々なお話をする。個人タクシーの運転手は自分が事業主であるから、稼ぎがいいと世間では思われているが、実はそうでないそうだ。個人タクシーの運転手は、なんとなく、パチンコ、競馬などに行ってしまう。夢中になると数時間が過ぎてしまう。

自分が事業主なので、誰も文句を言う人がいない。それゆえに、自己管理能力が高い人でないと稼げないそうだ。雇われタクシー運転手ならば、タコメーターがついているので、数時間もサボるとすぐにわかってしまい、会社から大目玉を食らう。

なるほど、そんなものか。会社で使われている方が、かえって稼ぎがいい場合があることがわかった。一番いいのは、年金生活をしている人が、生活にリズムをつけるために時々タクシーの仕事をすることだそうだ。これならば、特にお金目的でないから、いい仕事ができる。そんなたわいもない話をタクシーの中でする。

自宅まで2,270円であった。千円札を3枚ほど出して、「釣りはいらないよ」と言いたかったが、理性が自分を抑えて、財布から小銭を取り出し、きちんと2,270円を渡した。酒が入っていたら、そう言ったかもしれない。昨晩の自分は酒は入っていない。

さて、この日のパーティで自分の勤務校での仕事はほとんど終わったことになる。あとは引越しをするだけだ。きょう日曜日も自分の研究室に行って荷造りをするべきか。

でも、とても疲れたのだ。この歳になると、午前も、午後も、夕方も動き回るのは無理である。理想は午前だけ、午後だけということであとは自宅で体を休めていたい。

これですべての仕事にケリがついた。もう会議などは出席しなくていいかと思う。これからは引越しの準備に集中だ。

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お世話になりました。有難うございます。

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