今日は早めに京都を発って岐阜に向かった。今までは、非常勤の仕事で午前中はゼミ生の指導をしたのだが、ゼミ生は卒論を提出して、さらに無事に先週に口頭試問がおわった。非常勤先の仕事はそれで終了である。今週からは毎回、直接に岐阜に向かうことになった。
京都駅でふとある学生の言葉を思い出した。ある学生と話しているときに、「自分は京都と岐阜を往復するのに米原からは新幹線を使う」と述べたのだ。すると学生は、「それはかなり贅沢です。米原から京都までの新快速を利用した方がいいです。安いし時間もさほど変わらないです」との言葉を思い出した。
それで、今日は新幹線を用いないで新快速を使って米原まで行くことにした。京都駅を9時34分発の新快速に乗車する。乗車券は1,940円である。さて、運良く座れて出発する。彦根あたりから雪が厚くなってくる。まるで空も典型的な冬空で吹雪のようだ。このあたり、山岳地帯で高度があるので、雪が厚く積もっているのか。
さて、米原に到着する。10時24分に到着だ。だから、所要時間は50分だ。新幹線ならば、17分だ。しかし新幹線はこの区間は2,910円ほどかかる。計算すると、1,000円ほどかけて、33分という時間を節約するかどうかという問題だ。うーん、現役ではない自分にはやはり1,000円節約がいいのだろう。
さて、米原で降りるが、今まで乗ってきた列車は切り離しとなって一部はさらに北上して長浜まで行くそうだ。もっと寒くて雪の多いところへ行くようだ。頑張ってください、と声を掛けておく。自分は米原から10時30分発の大垣行きに乗る。大垣に向かって出発だ。
少しずつ明るくなって雪が減ってゆく。佐和城跡地という大きな掲示がある。佐和城は、石田三成が居城した城であり、関ヶ原の後、東軍に攻められて落城している。いつかこの城跡を訪問したいなどと考えていた。
電車内でうつらうつらする。大垣近くになるとすっかり太陽がでて明るい日差しだ。岐阜県も県境は寒くて天候が悪いが、南に下るにつれて暖かくなってくる。
さて、大垣でさらに快速の豊橋行きに乗り換える。そして、岐阜駅に到着だ。さて、これから岐阜のアパートでの自炊生活が始まる。その前にここで昼飯を取ることにする。
通常は自分は昼飯はパン一個とおにぎり一つだけだが、今日はお金が1,000円ほど節約できたので、ちょっとリッチな気分になって食堂に入る。
注文したのは、鮪たたき定食だ。850円だ。こんな豪華な昼食は最近食べていない。むかしは結構お金を自由に使っていたが、子ども二人が大学に行くようになってからは、授業料、テキスト代、定期代と物入りになって、極度に切り詰めた生活をするようになった。楽しみは、夕食時のワンカップの焼酎だけだ。でも、それも最近は健康のために止めようかとも思っている。
さて、鮪たたき定食だ。うれしくなって写真に撮った。中央に卵が乗っている。これはウズラの卵か。今日はプチブルジョワの気分で昼食を取る。おいしい。
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