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春になった。昨日は暖かくて、昼ごろはポカポカで気持ちが良い。今年の冬はとても辛かったので、春の到来がことさら待ち遠しい。
４月始まりの手帳を探していた話をしていた。それは今までのシンプルな形と比べるとやや装飾過多である。でも、これしかないかなと思って購入したのだ。そんな日に、本屋に行ったら、自分の今までの手帳と全く同じ型の手帳（型番800）を見つけた。
すでに手帳は購入していたが、手帳は自分にとっては必須のアイテムなので、ためらわずに購入した。900円だ。昨年よりも少し値上がりした。住所録などは取り外して、新しい手帳に入れ替える。情報が継続して使えるのはありがたいことだ。
息子たちはもう手帳を使わない。特に長男はスケジュールはスマホ管理だ。スマホの細かい文字は自分は嫌いだし、勝手なことを手書きで書き込める紙形式の手帳の方が優れていると思うのだが、息子たちはそう考えないようだ。
昔システム手帳が流行していた時があった。自分も愛用して、10年ほど使ったか。京都へ引越をしてから、通勤が車から徒歩になった。すると重たいシステム手帳は負担になった。軽い能率手帳を使うようになったのだ。
しかし、毎年、年度の切り替えの時期に手帳を探しにゆくと、高橋の手帳はすでに店頭に並んでいるのに、能率手帳はまだ発売されていないことが多かった。値段は高橋の手帳の方が安い。
新興の高橋の手帳が老舗の能率手帳を意識して、値段を安く、発売を早くしたのだと思う。その作戦が効を奏して高橋の手帳はマーケットを拡大した。
さて、自分は、この手帳を手元において、今年度のスケジュールを書き込み、計画を管理して、生き抜いてゆくのだ。やや悲壮な決意で、でも春の陽気を楽しみながら、3月1日を迎えようとしている。
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