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4日間ほど石川県にいた。何をしていたかと言うと、実家に行ってゴミの片付けをしてきた。実家には両親の遺品がまだたくさんある。この数ヶ月、精力的に処理をしてきたが、まだ残っている。今度、実家に泊まり込みで長時間作業をして、ゴミを大々的に減らす必要がある。
さてさて、そんなことをしてから岐阜に戻ってきた。気づいた点は、岐阜は桜が満開である点だ。石川県よりも温度が数度高い。この数度の差が、微妙に桜の開花時期に影響を及ぼす様だ。そう、岐阜は桜が満開だ。この数日で急に桜が咲いたのだ。桜を愛でるのは楽しい。
昨日は職場に歩いて行った。久しぶりに歩くと足が痛い。自分はいつも下を向いて歩くことが多い。すると、蛇がいた。
この道路は田舎の道であるが、時々は車が通る。蛇にこの道は車が通るから危険だと教えたかった。近づくと、蛇は私の方に口を大きく開けて威嚇する。幼い蛇の様にも見える。
この道路はよく蛇が車に轢かれてペタンコになっている。私は蛇を見かけたら、大抵は、近くの棒切れを拾って、道路から追い払い、蛇を安全な所に誘導するのだが、この日はあいにく近くに棒切れがなかった。
しかも、この蛇は口を大きく開けて私を威嚇するのだ。あまり近づくと噛まれるかもと思った。しかし、このままでは、蛇は車に轢かれるのは必至だ。道路のど真ん中にいる。愚かな蛇。自分の運命に気づかないのだ。
誘導は結局は諦めることにした。今朝も同じ道路を通るのだ。すると同じ場所で蛇がペタンコになっているだろうと思うと、ちょっと憂鬱だ。
幼い蛇が冬眠から覚めて、さて、蛇としての幸せな人生(蛇生?)を歩もうとした時に、車という大きな不条理な存在に屈服してしまうのか。
そんなことを考えて、自分はこの小さな蛇に我身を重ねて同情した次第だ。蛇のペタンコな姿を見たくないので、今朝は違う道を通って、職場に行くかもしれない。
(追記 2018-03-30)
今朝 蛇と出会った道を通った。蛇がペタンコになっているかと思ったが、大丈夫だった。血痕もなかった。蛇は無事に安全地帯に引き上げたのだ。
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