2016-08-09
今日はスーパに行ったらもやしが安かった。見切り品で、わずか14円である。嬉しくなって写真に撮ってブログに載せる次第である。その他にインスタントラーメン一個、カット野菜一式、それから、アサヒスーパードライ500mlを一缶買う。ビールを飲むのが、このところ唯一の楽しみになってしまった。
もやしを炒めて、その上に卵を落とす。調味料は何もない。醤油もソースも塩も砂糖もない。淡白な味となるが、塩分の取りすぎを抑えるためにも調味料は使わない主義にしている。
単身赴任であり、暇な時は朝から酒を飲んでもいいかなとも思うこともある。しかし、民謡の会津磐梯山には次のような歌詞がある。
小原庄助さん 何で身上潰した 朝寝朝酒朝湯が大好きで それで身上潰した ハァモットモダーモットモダ
亡くなった母がよくこの歌詞を私に聞かせてくれた。母親は、その父親(私にとっては母方の祖父)が大酒飲みで、家の中で暴れまわっていた話をよくしてくれた。自分が小さい時から、「酒は飲むな、飲むと財産をなくす」とよく言い聞かせてくれた。
そのこともあり、自分には、抑制がきいてしまう。アルコールの2杯目、3杯目は気分次第で飲むこともあるが、それ以上は、何となく自制してしまう。いまでも母の言葉に縛られている面がある。
いまは亡き父は民謡が好きだった。レコードも幾つかあった。南部牛追歌、会津磐梯さんも好みの歌であった。
父は器用な人で、多才だった。ギターを弾き、民謡を歌い、漢詩を吟じて、尺八を吹き、椎茸を作り、カメラ撮影と現像も自分で行い、木工品製作が好きで、釣りも好きで、といろいろなことに関心を持っていた。
自分は何もできなくて、あえて言えば、本を読むことだけが好きだった。父は何でも屋であったが、私は本を読むことだけに集中していた。
そんなことで、この歳になり、自分の希望する生活は、ソファーに数時間横たわって本を読み、そして目が疲れたら、散歩するだけのそんな生活に憧れている。
ただ、プラスアルファとして、いまは意識的に男の料理に関心を持とうとしている。油で炒めたりは気軽にできるようになってきた。できるだけ廉価に、できるだけ美味しいものを作ることに挑戦してみたい。
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