ゼミ生が二人、教員採用試験に合格する。


私のゼミ生だが、さきほど、二人が研究室にきて、教員採用試験に合格した旨を報告してくれた。「おめでとう!」とお祝いの言葉を述べた。

私のゼミ生は4名いる。二人は教員を目指して教員採用試験を受けた。後の二人は公務員や民間での採用を目指している。教員を目指す二人は合格したのであるから、4月からは教壇に立つことになる。

私がはじめて教壇に立ったのは、何年前か。40年ほど前か。その頃は教員採用試験の合格通知は郵送されてきた。ドキドキしながら、封筒を開封したことを覚えている。いまは、ネットで調べるのだ。ホームページにアクセスして、自分の合格番号が記されているかチェックして、合格を知るのだ。

自分が教員になった頃は、それは40年前のことだが、いまだに懐かしく覚えている。自分は若かったし、子どもたちとの年齢も近くて、すべてが新鮮であった。

40年前と言ったら、日本はまだ活気があった時代だ。どこでも若い人が多くて、国が大きく成長していった時期だ。人々の生活が毎年着実に豊かになっていった時代だ。人々が車を買いはじめた頃だ。贅沢の味をちょっぴり日本人が味わいはじめた時期だ。

人々はコミュニケーションはどうしていたか。携帯電話はなかったので、連絡はだいたい手紙や葉書でおこなった。あるいは直接会って連絡をした。のんびりとした時代でもあった。

ゼミ生二人の合格を聞いて、自分の若い頃のことを思い出して、ちょっぴり懐かしがったのである。

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