赤い山ツツジ

秋が深まりつつある。学校のキャンパスの中ほどに真っ赤な色に染まった山ツツジがある。とても綺麗だ。あまりに見事なので、私は写真を二枚撮った。この赤色はまさしく秋の色だと言っても良い。一枚目の写真はやや遠くから、そして次の写真は近くまで行って写真を撮った。

このキャンパスの素晴らしい点は自然が豊かなことだ。私は昨年までは都会の学校で働いていた。近くにコンビニや食堂がたくさんあり、たしかに便利だった。しかし、生活があわただしくて、何か落ち着いて考えたり行動することはできなかった。

さらに、都会の学校なので、キャンパスが狭い。ちょっと歩くともう端に来てしまう。外に出ると、それから先は都会の雑踏だ。木々も少なくて、その点は寂しい思いをしていたが、今の職場はありがたいことに自然でいっぱいだ。

私の研究室の窓から見えるカエデも黄色い色で綺麗であったが、この数日強い風が吹いて、かなり葉っぱも落ちてしまった。葉っぱが窓ガラスに当たって、強い音がしたりした。あんなにたくさんあった葉っぱがもう数も少なくなってしまった。あと、数週間で葉が完全に落ちてしまい、冬に備えた姿になっているだろう。

私自身も人生の冬に備えなければならない。少しずつ身辺整理をして、持ち物を減らし、係累を少なくしてゆき、静かに去って行くことができるようにしたい。

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