河原町のBAL、丸善に行く。

昨日は、河原町にある、BALに行った。目的はその地下にある丸善に行くことだ。丸善は以前はジュンク堂の傘下に入っていたが、今はまた独立したのか。あるいは大日本印刷の子会社になったのか、そんなことを聞いたことがある。

いずれにしても、伝統ある丸善なので、この出版不況の時代でも生き残ってほしいと願っている。数年前にビル自体が大改造となって、雰囲気が垢抜けした。現代風だけど、なにか強い個性を主張するビルとなった。入り口に入るとハーブのほのやかな匂いが漂う。

丸善の地下の洋書売り場に向かう。トランプ大統領(大統領と言うにはまだ早いか、正確には大統領予定者だが)の分析本が並んでいた。日本ではまだトランプ大統領について論じた本は出ていない。

日本の出版社はヒラリーが大統領に選ばれると予定して、『新大統領ヒラリー氏の政策とは?』というような本を印刷して当選と同時に書店に流す予定だったのだが、逆転当選となって、それらの本はお蔵入りとなって、出版社は大損をしたと聞いたことがある。

さて、私は二冊ほど洋書を買った。本当に久しぶりに本を買った。その二冊をしばらくはカバンに入れておいて、少しずつでもいいから読もうと思っている。

さて、梶井基次郎の『檸檬』で有名な丸善だが、梶井が三高の学生だった頃の丸善はどうであったのか、ふと空想してみる。木造の書店だったのだろう。大正時代の雰囲気とはどうであったか、自分の空想はしばし時代を超えてゆく。

したにその日の画像を貼り付ける。1つはBALの入り口、次は丸善だ。洋書売り場を撮る。

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入り口

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洋書売り場

LOEBの古典全集

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LOEBのclassical libraryを全巻購入して、ゆっくりと家で読むことができれば、それは大変な喜びであろう。でも最近はkindle を利用すればそれが可能になってきた。classical はほとんど無料である。今、自分はkindle で集めつつある。

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