自分は耳が遠くなってきたのか?

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このところ、人と話をする時に、「えっ?」と聞き返すことが多くなってきた。家内と昨日は岐阜のイオン(マーサ21)へ行ったのだ。そして、Mister Donutでドーナツを食べた。店の中は、結構ざわついている。家内の言うことが、よく聞こえない。「えっ?」と何度も聞き返す。家内から「最近、聞き返すことが増えた」と言われている。

先月、行われた健康診断の時には、「聴力検査は特に問題がない」と診断されている。自分の気のせいか。それならいいのだが。自分の仕事は教員という仕事であり、聴力が衰えたら、完全退職とならざるをえない。この点が心配だ。

自分の父親は、役場の仕事をしていたが、やはり60歳の後半から、耳が遠くなってきた。父は何度も聞き返すことはできないので、その場の状況から、話を推測して、返事をしていたが、全然、的外れの答えをすることが増えていったそうだ。

役場の周りの人たちも「これは困ったことだ」という雰囲気になり、父は辞表を提出せざるをえなくなった。

自分は教室の中とか、研究室という静寂な環境での会話ならば、聞こえる。しかし、うるさい中での会話ならば、かなり困ってしまう。

昔は、雑音の中、喧騒の中で、話をしていても、相手の言葉がちゃんと拾えた。ところが、今、困っているのは、周りが騒がしい時には相手の言葉が拾えないことだ。そして、もうじきすると、静かな環境でも、相手の声が聞こえなくなるのかもしれない。恐ろしい。

むかし、自分の両親が、テレビを見る時は、ボリュームをかなり大きくして聴いていた。「年をとると、テレビの音もあんなに大きくしないと聞こえないのか」と自分は驚いていたものだが、自分にもその番が回ってきたようだ。

仕事もあと数年は頑張りたいのだが、あと何年、大丈夫だろうか。退職したら、その後は補聴器をつけての人生か。

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