2016-04-04
入学式が行われた。10時から開始であった。雨が小降りであったが降っていた。桜もちょっと散った。学長が式辞を述べて、理事長が祝辞を述べた。
理事長は祝辞の中で子離れと親離れについて述べていた。寮に入るときだが、30年前は娘が「お母さん寂しい」と言って泣いた。しかし、今は親が泣いている。娘はケロッとしている、との話だ。なるほど、これは面白い。
子供の数が減っていくと、親はその少ない子供に多大な愛情を注ぐようになり、今では、子離れができない親ばかりだという話だ。
それから、この大学の方針は、卒業したら親元に子供を返す、つまり地元に就職できるように、資格が取れるように心がけているという説明もあった。子供が大都会にいくとそこに居ついて親元に帰ってこなくなる。そのことを心配している親御さんも多かろう。うまい具合にその点で親の心理を突いている。
そのあと、学科ごとに分かれての説明会、教員紹介などがあった。次には、書道のパフォーマンスがあった。外に出て、大きな紙に勢い良く文字を書く。その頃には、雨も止んで、外でのパフォーマンスも人だかりにになった。
私は校舎の3階に登り、そこの窓から写真を撮ってみた。書道のたくましさが少しでも実感できればと思う。
コメントを残す