台湾から戻る。


台湾から戻る。台湾の印象や経験は何か。箇条書きにして述べてみたい。

(1)建物が古くてくすんでいる。シンガポール、韓国、香港などと似ている。これらの国は、高層アパートが林立して人々を収容している。国土が狭いからか。台湾のアパートは時代が古くて、くすんだ色だ。そろそろ全面的に改築の時期のように見える。

(2)日本は、高層アパートがない代わりに、建売住宅が並ぶ。狭い国土の使い方としては、効率が悪いのだ。でも日本は比較的、土地が余っているので、こんな風な土地利用が可能のようだ。

(3)トイレ事情が悪い。自分の泊まったホテルは、用便の後、紙を流せない。備え付けのゴミ箱に捨てるのだ。これはかなりストレスの原因になる。発表した大学でも、トイレがよく壊れていた。しかも、悪臭が外まで臭ってくる。トイレ事情は台湾は中進国だな、と感じた。

(4)桃園国際空港からMRTに乗る。台北車站(Taipei Main Station)まで160元だ。1元は4円弱か。台北車站からホテルまでタクシーは約100元だ。ホテルから大学まで200元だ。MRTもタクシーも便利で安い。タクシーの運転手は英語が話せない。でも正直で親切で、ぼったりはしない。これはよかった。

(5)Cathay Pacific の機内食がまずい。行きはビーフ、帰りはスパゲッチを注文したが、雑な作りで、食へのこだわりがない。日本式の細かい配慮を求める方がおかしいのか?

(6)ホテルの朝飯もまずい。コーヒーは美味しかったが。

(7)帰りの飛行機のチェックインは機械で行った。横に係りの人がいて助けてもらったが、パスポートを読み取り機で読み取ってもらい、スクリーン上に座席の一覧が表示されるので希望する座席を指でタッチして選択する。AI化が進んでいる。将来はグランドスタッフも必要なくなるのか。

(8)帰りの出国審査でも、両指の人差し指を機械で読み取り、パスポートを読み取り機に当てる。それで、終了だ。将来は、入国、出国の申請は全て機会が行うようになるのだろうな。人は不要になるようだ。

(9)台湾でもエスカレーターはみんな右側に立って、左側を開ける。これはたまたまそうだったのか。それとも、これはルールになったのか?

(10)MRTの車内で握り棒を見た。日本だと一本の棒であるが、台湾のMRTは3つに分かれているのでたくさんの人が握ることができる。これは日本も真似すべきだと思う。

複数の人が握れる

(11)また、プラトフォームにはフェンスがあって、人々が線路に落ちないようになっている。日本式だと時たま、人が間違って転落したり、飛び込み自殺がある。それを防ぐ意味で効果的だと思う。

(12)桃園国際空港で、たくさんEva Air 機を見た。台湾の格安飛行会社所属の機だ。各地で格安旅行会社が増えている。後、もうジャンボ機は見かけない。あの4発の大型機は懐かしい。

(13)行きの飛行機は通路席をとった。すると窓際には誰もこない。よかった。のんびりと空の旅を楽しめた。映画『ジュマンジ』を見た。これはリメイク版である。最初の版はボードゲームでサイコロを振るという内容だが、リメイク版はコンピュータゲームを操作しているうちに、ゲームの中に取り込まれるというストーリーであった。まあ、面白かった。映画が終わった時に、目的地に到着で、暇つぶしになった。帰りはチャーチル首相の物語だが、全部を見終わる時間的な余裕はなかった。映画の途中で名古屋に到着した。

戻ってきた。やはり日本はいい。

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