富山のF先生から昔の写真を送ってもらった。


富山のF先生から昔の写真を送ってもらった。20年ほど前、私が石川県の能登半島にて、半島の振興に関するセミナーで講演を1つ行った時の写真だ。聴衆も50名ぐらい参加してくれた。母親が色々な人に頼み込んで、かなりの数の聴衆が参加してくれた。そんな母のことも思い出す。

私もまだ若い姿だ。髪の毛は、染めていたが、黒い。今の自分は髪は真っ白になってしまったが。

20年ほど前の講演の様子

富山のF先生は、研究では大変お世話になった。F先生は、能登半島以外に、富山の氷見市、金沢市、京都市などでもセミナーを企画して、その度に私に発表する機会を与えてくれた。また、中国の東北部への研修旅行に2回ほど連れて行ってもらった。中国の東北部などは、一人では到底訪れることはない所だが、F先生の研究仲間の方(中国人)が通訳となり、様々なところを訪ねることができた。ハルピン、長春、大連、吉林などの街を初めて見た時は、中国の発展する勢いに驚いたものだった。中国は広いと思った。列車で移動しても、いつまでも続く畑に、日本との違いを感じた。

F先生は80歳近くになっているが、今も研究への熱意は変わらずに、毎年、著作や講演などの仕事をされている。東京の大学に籍を置き、今でも毎週は授業に上京している。ただ、昨今のコロナ騒ぎで、しばらくは富山の自宅に留まるを余儀なくされているようだ。

F先生は研究者としてのロールモデルとなる方で、この方のように老熟してゆきたいと思うのである。私は、まだ70歳にも達していないのであるが、もう引退したような気持ちになっている。この点は、やはりF先生を見習わなければと思うのである。

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