叔父さんが肺がんだ。


昨日、叔父さんから電話がかかってきた。その時に肺がんで入院していたと告げられた。今は退院しているとのことだ。本人は詳しい話をしたがらなかったので詳細はわからないが、大変な状況であることはわかる。電話口は元気そうであったが、内心は死の恐怖と戦っているわけだ。

このところ、私の周辺ではガン患者が増えてきた。私の従姉妹が一人乳ガンで亡くなった。義姉が子宮頸がんで化学療法を受けていた。今は小康状態だが、再発もありうるので注意すべきだ。また、家内の友人が二人ほどガンでこの数年なくなった。そして、今度は自分の叔父さんだ。

自分は今のところまだ健康だが、親戚、友人、知人の例から見ると、いつまでも健康でいられるとは限らない。ある日、突然調子が悪くなり医者にゆくと宣告があるのか。

自分は死を克服できる哲学など持っていない。できるとしたら、死を忘れることだ。しかし、こうもたくさんの周辺の人が次から次とガンにかかってゆくと忘れることはできない。恐ろしい現実を目の前に突きつけられた気がする。目をそむけていても自然と現実は見えてくる。

「お先にどうぞ」と私はみなさんに言いたい。「私は一番最後に逝きます」と言いたいのだが、神様はそうは許してくれないだろうな。とにかく、「お先にどうぞ」と言っておく。そんな自分が先陣を切ることになるかもしれないが。

wiggijo / Pixabay

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