完全退職した後のことを考える。


今日は平成最後の日だ。過ぎ去った平成や昭和の日々のことを思い起こす。そして、数年後に迫っている自分自身の完全退職した後の日々のことを考える。

自分の手持ちの札は二つだけだと思う。それを利用して人生の最後の時期を何とか悔いのないようにしたい。手持ちの札の一つは自分がまだ健康であることだ。健康であることは最大の資産であると言ってもいい。実は、この2週間ほど風邪を引いて咳がでて困っていた。でも、何とか治りかけてきた。こんな時には、健康であることのありがたさを痛感する。とにかく、自分の資産である「健康」を持続させながら生きていきたい。

次の札は年金だ。自分の親父の年代と比べると少ないが、それでも月あたり20万円以上の年金が入ってくるのはありがたい。家に寝転んでいても、それだけのお金が入ってくる。自宅のローンは終了しているので餓死することはないだろう。そのような安心感がある。

この二つの持ち札を持ちながら、これからの人生をどうしたらいいのか考える。

現在は嘱託として仕事をしている。自分の年齢から言うと働けるのは、あと2年ぐらいか。ボロボロになって退職するのではなくて、ある程度は健康なままで退職したい。そしたら、そのあと数年は勝手なこと、自分が本当にやりたかったことをやってみたい。

やりたいことは、実家に数か月閉じこもりで改修をしてみたい。ぼろ家を、もう一度人の住めるような家にしてみたい。ゴミを処分して、すっきりとした、イメージ的には清貧の隠者がこもる庵のようにしてみたい。男の隠れ家だ。

また、東京も見てみたい。若い頃に働いていた東京がどのように変貌したか実際に見てみたい。どこか、駅の近くの安いアパートに数か月滞在して、東京中を探検してみたい。そして、自分の発見をブログに記すのも楽しいだろうな。

外国に行くのもいいが、私は二ヶ月に一回は医者に行って血圧とコレステロール、中性脂肪の薬をもらうのだ。国内ならば、可能だが、外国で数か月滞在は薬の入手の関係で難しいと思う。

今までは、常に時間に縛られていた。何時までに帰宅するとか、いついつまでに仕事を仕上げるとか、そんなことばかりだった。時間をまったく気にしない生活に憧れる。

完全退職したら、時計と手帳を捨て去り、でも、スマホは必要だな、時間や予定帳と無縁の生活をしてみたい。そんなことを平成最後の日に夢想する自分であった。

KELLEPICS / Pixabay

 

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