髪を染めるということ


昨日、学生と話していたら、最近髪を染めた、と言う。学生の髪はやや茶色がかった色だ。その色の名前は、私の知らない外国語風だった。アビアーンズ〜とかなんとかと言う名称か。美容院にゆくと、色の名前がたくさんあり、ほとんどが外国風の名前がついている。そこから選ぶのだろう。

私の感想では、上品な感じに染まっていて彼女の魅力を上手に引き出しているようだ。

値段はいくらだったかと聞くと、1万2千円だと言う。かなり値段は高いなと思った。学生の髪はやや長めであり、上手に染めてあったので、そのような値段だったのだろう。だいたい、2ヶ月に一回の割合で美容院にゆくそうだ。

私も昔は白髪染めをしていた。私は、家内にお願いして染めてもらっていた。しかし、白髪が増えてきて、月に何回も染める必要が出てきた。だんだんと面倒くさくなったので、今から10年ぐらい前に思い切って白髪染めをやめた。

それまでは、年齢よりも若く見られることが多かったが、白髪染めをやめたら、年齢相当に見られるようになった。そして、電車の中でも、座席を譲ってもらうことが増えた。

家族などは白髪染めを続けるように私に言う。そうだな、染めるとどのようなメリットがあるか。現在働いている職場は毎年雇用契約を更新しているのだが、黒髪だと若くみられて、雇用契約が更新される可能性が高まる。白髪の老いぼれだと、クビになる可能性が高まる。

授業を受ける場合でも、学生からしたら、黒髪の精悍なタイプの男が説明してゆくと信頼できるが、白髪のヨボヨボの老人が何やら口ごもっていると、「話していること大丈夫かな」と疑ってしまうだろう。

でも、もうこの白髪でやってゆくしかない。しかも薄くなってきた。まだハゲというわけではないが、だんだんと髪の毛が寂しくなってきた。

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