昔の人の平均寿命


昨日まで、3日間の学園祭があった。昨日のお昼過ぎには片付けが始まっていた。今日の朝、学校に来ると、きれいに片付けがされていた。ゴミ一つないので、驚いた。徹底的に片付けをしたのだなと感心した。外国では、こんな風には行かない。行事の後は、ゴミが散乱しているのが普通だからだ。

さて、昨日は、12月の講演会の準備のために、信長の健康状態を調べていた。信長はやせ形で運動好きなので、健康そのものであったようだ。ただ、甘党であったので、年をとってからは、糖尿病であったのではと言う説があるようだ。

ところで、日本の歴史においての平均寿命をネットで調べてみた。


現代は、男性は 81.09歳、女性は 87.26歳である。(2018年時点)
明治・大正時代の平均寿命は44歳である。
江戸時代の平均寿命は32~44歳と学者によって推定値にばらつきがある。なお、江戸幕府の将軍15人の平均の寿命は51歳である。
安土桃山時代の平均寿命は30代と推測される。
室町時代は15歳である。これは、戦乱と不作が多かったからである。
鎌倉時代が24歳である。これも、戦乱と不作が多かったからである。
平安時代は30歳である。
飛鳥・奈良時代が28~33歳である。
古墳・弥生時代が10~20代、稲作の導入が導入されて栄養が改善した。
縄文・旧石器時代が15歳前後である。


現代は男女の差が分かるが、昔の場合は、墓場などで発掘された骨の年齢を測定してその年齢を推測する。男女別の年齢などは測定は難しいようだ。

昔の平均寿命はかなり低いようだが、これは幼児死亡率が高いので、統計的にこの様な数字になってしまう。7歳ぐらいまで生き延びたら、これ以降は50歳ぐらいまで生きられる確率は高かったと聞く。昔からの七五三の行事は、幼児死亡率の高い時代に、子どもたちが要の年齢で生きられるようにとの親の願いが込められていたのだ。

江戸時代の徳川幕府の将軍達の平均寿命は51歳だそうだ。将軍であるから、最高の衛生状態と食事、医療治療を受けられる環境にあっても、この程度の年齢までしか生きられなかったのだ。現代の感覚でいうと、51歳とは若いと感じる。とにかく、現代に生きられることをありがたいと感じる。

JLB1988 / Pixabay

私は現時点で69歳である。昔ならば、かなりの長寿である。来年は私は「古稀」であるが、これは70歳に達する人間は「古来稀なり」ということから、うまれた表現である。

うーん、来年の今頃は70歳になっているのだ。自分が70歳になるとは、若い頃にはまったくイメージできなかったことだ。このことは、できるだけ肯定的にとらえよう。人類の多くの人が達することのできなかった70歳に達することができそうだ。自分は非常に恵まれているのだ。

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