神戸のI君から、お歳暮を頂いた。

高校教師時代の教え子である、神戸のI君からお歳暮を頂いた。I君からはよく贈り物を頂くので恐縮している。

高校の教師時代の私は、あまり教え方の上手な教師ではなかった。私の担任したクラスの生徒たちの可能性を、むしろ摘み取ったのではないか、と心配しているほどである。そんな私にI君は責めることなくて、やさしく接してくれているので感謝している。

贈っていただいたのは、「美食万彩」というグルメのカタログである。それを見ながら気に入ったものを選ぶのである。家内と相談しながら、ソーセージとハムの詰め合わせセットを選んだ。冷凍食品なので、到着には10日ほどかかるそうだが、到着が楽しみである。

私の教え子だった生徒たちもいまでは50歳半ばだと思う。中年になって、もう社会を支える中堅であり、そろそろ組織の指導的な立場にもなる人たちだ。高校教師時代から、40年ほどがたっている。私が30代のときには、40年後の自分などは想像できなかった。途方もなく遠い未来のように感じていたのだ。でも、今はもう70代である。途方もなく遠い未来であっても確実にその日はやってくるのだ。

そんなちょっぴりセンチメンタルな感傷にひたっていたのだ。ふと我に返り、「よし、今生きているこの瞬間を大事にして、余生を充実させよう」という風にも考えた。老後を大切にして、一歩一歩生きてゆくぞ、と覚悟を新たにしたのだ。

美食万彩

2 Comments

神戸のI

私の高校生活で先生が担任だった時か一番楽しかったですね。よく職員室に遊びに行っていた記憶が。成績が悪かった私にもしっかりと向き合ってくれた先生に感謝です!

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nomad

I君へ  高校時代のI君は、成績はふるわなかったかもしれませんが、クラスの中では、一番の出世頭になりましたね。少なくとも一番の金持ちだと思います。

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