おととい、はじめてエアコンをいれた。

おとといは、夜は結構暑い日であった。エアコンはできるだけ、我慢しようと思っていたが、もうこの年齢では、何も我慢することはないだろうと思って、エアコンを入れた。ひんやりして気持がよい。つい先日まで、暖房をいれていたように思うのだが、もうエアコンの季節かと感慨無量である。私が学生の頃までは、エアコンは家にはなかった。エアコンの当時はクーラーと呼んでいた。夜もそんなに暑くはなかった。

田舎に住んでいた頃は、戸は全部開け放しで、ただ蚊が多いので、蚊帳をつって、そして薄着で寝ていた。特に暑いとは、たしかに蒸し暑いのだが、夏はそんなもんだと思っていたら、特に不満はなかった。それが30歳になる頃から、エアコンを家庭に入れる余裕が出てきて、そして夏はひんやりとした感触を楽しむようになっていた。

さて、思い出から現実に戻る。今日はひんやりとしている。半袖だ。外は雨が降っているので、半袖だと、ちょっとひんやりする。でも、それが心地よい。初夏だな、小学生の頃の楽しい夏休みを思い出す。夏の雲が、入道雲が空に伸びて、夕立が来たりと、あの頃は何でも、楽しかった。世界が美しかった。何の心配もない小学生時代、そんな時代を可能にしてくれた両親に感謝する。この年になると、世間では、自分の子どもたちに楽しい小学生時代を与えることのできなかった親がたくさんいることを知るからだ。

dMz / Pixabay

 

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